2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

旅猫リポート

監督:三木康一郎 なんかこれでもかってぐらいに主人公に不幸を背負わせるのは、一体なんなのか。もっと闇に落ちてもおかしくないのに、カラッとしてるのも多少違和感。こんな境遇だったら自分ならどうだろうと考えてしまった。猫の擬人化もあまり上手くいっ…

ゼイカム -到来-

監督:ジョニー・ケヴォーキアン ほぼ家の中だけの低予算SF。少ない予算でそれなりに頑張ってはいたが、終盤からグダグダになる。一体世界はどうなっているのかと若干興味を抱かせたが、エイリアン?の正体がクモみたいなら面白かったのに、木のつるのような…

暴力教室

監督:岡本明久 うーんなんか既視感が。昔観たような観てないような。。。舘ひろしのデビュー作。松田優作と舘ひろしの共演ぐらいかな見所は。映画としての出来はボロボロ。ただ当時の荒くれた魅力はあるけどね。

ひとごろし

監督:大洲斉 想像してたものと全然違った。タイトルからもっと物騒なものだと思っていたが、時代劇かつコメディだった。松田優作がこんな情けない役をやるなんて、ある意味貴重。このバカバカしさが素晴らしい。ひとごろし~って(笑)。また丹波哲郎の貫録…

青幻記 遠い日の母は美しく

監督:成島東一郎 悪い作品ではない。ただあまりに地味すぎる。母の記憶、母への思い、母への愛、そういうものはひしひしと伝わった。どこか救えなかった母への贖罪みたいな気持ちがあったのかなあ。あの歳になってもそこまで引きずるのは。でもいくつになっ…

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

監督:前田哲 最初は主人公のキャラに乗れなかったが、除々にああこういう考え方もありなのかなと共感はしないが、理解はできるようになった。ボランティアがいなきゃ何もできない。だけどボランティアに全く遠慮しない。一見相反するような気もするが、これ…

フレディ/エディ

監督:ティニ・トゥルマン うーん微妙。二重人格ものではあるが、そう見せかけて実は・・・な反則技。まあどっちでもいけるんで終盤まではどう決着をつけるかは気にはなったが、結果そっちに舵を切ったか。いずれにしてもしょーもない。さらに最後のオチもあ…

大いなる旅路

監督:関川秀雄 ある国鉄の機関士とその一家の年代史。大正から昭和への激動の時代を生きた機関士を三国連太郎が熱演。その幅広い年代を演じ分け、不自然に見えないのは凄い。そして息子に高倉健ってのも凄い。モノクロ映像でしみじみと描いて見応えあった。…

父ちゃんのポーが聞こえる

監督:石田勝心 汽車映画かと思ったら難病映画だった。意外と淡々としてる。もっと泣かせに走ってもよさそうだが。。。役者たちはよかった。小林桂樹の安定感。吉行和子も昔は綺麗だった。藤岡琢也も存在感あった。

荒野の処刑

監督:ルチオ・フルチ かなり変な作品。一体どこを目指してるのか、何がしたいのか。マカロニウエスタンだけど、ロードムービーなテイスト。音楽も西部劇っぽくないポップなもので、その辺だけみても異色。ただ奇妙な楽しさはあるのだが、作品自体は至って普…

喜劇“夫”売ります!!

監督:瀬川昌治 うん悪くはない。フランキー堺の人情コメディだが、もっとドタバタコメディにしてもよかったかな。いらなくなった夫を売った買ったの話なので、もっと毒気があるのかと思ったが、そうでもなかった。フランキー堺と佐久間良子の関係が宙ぶらり…

ときめきに死す

監督:森田芳光 この独特の間が森田芳光。それは悪くはないけど、このダラダラ感はあまりハマらず。ちょっと「ソナチネ」を思い出した。なんか本筋よりも脇道をじっくり撮るみたいな。3人の共同生活はそれなりによかったけど。沢田研二よりも杉浦直樹の映画…

マンディ 地獄のロード・ウォリアー

監督:パノス・コスマトス 近年のニコラス・ケイジ映画の中では最も評価された作品。なので期待したのだが、ダメダメだった。世界観に全く馴染めず、いつものニコラスバカ映画と何も変わらない。やってることは「ゴーストライダー」といっしょで、それをもっ…

ミスター・ガラス

監督:M・ナイト・シャマラン 「アンブレイカブル」の続編にうれしいような、そうでもないような。シャマラン流のヒーロー映画への解答がここにある。大阪タワーにあまり意味はなく、若干肩透かしを食らったが。。。むりやりこじつけてユニバースに持ってい…

森の石松鬼より恐い

監督:沢島忠 「信長協奏曲」ってあったけど、あの森の石松版って感じか。森の石松があまり馴染みがないので、イマイチぱっとしなかったけど。現代パートの人間が時代劇パートにも登場する。それが後々リンクすれば面白かったんだけど、最後はなんか戻ってき…

草原の野獣

監督:フィル・カールソン ドンパチが少ない西部劇。親子の対立とか白人と先住民の関係とかを描いた人間ドラマが中心。基本的にはありふれた設定。街の有力者な父とその父に歯向かう息子。育て方を間違えたのかな、弟は真面目な男だし。地元のヒーロー的な父…

リバース

監督:ルイス・モーノウ ようやく観れた。ずっと観たかった作品。でも若干期待外れであった。この手の同じ時間を繰り返す系は当時ならそれなりに楽しめたのかもしれないが、今の時代正直めずらしくもなく、「世にも奇妙な物語」にありそうなレベル。全体的に…

懲役十八年 仮出獄

監督:降旗康男 うん悪くない。昔ながらの犯罪映画。前作の「懲役十八年」は観てないが、まああまり繋がりはないようなので問題ない。脇役のイメージがある安藤昇が主役で、脇に若山富三郎や伊丹十三と中々充実したキャスト。ただつまらなくはないが、これと…

L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。

監督:川村泰祐 剛力版から5年でリメイクって早くね。まあ典型的少女漫画でこれはこれで悪くはない。どん臭い女子と二人のイケメンの三角関係とか、うん少女漫画。ある意味ファンタジー。この手のヒロインに上白石萌音はめずらしい。まあキャラ的には合って…

父の結婚

監督:ふくだももこ まあ30分程度の短編なので評価は難しいが、悪くなかった。まあこれも昨今の多様性だのの一本ではあるが、短い時間なので出オチ的にはこれでいいと思う。50超えた父が男と結婚する話。そして娘は困惑する。こういう変な役は板尾創路の…

タリーと私の秘密の時間

監督:ジェイソン・ライトマン 脚本ディアブロ・コディとJ・ライトマンの3度目のコンビ作。ディアブロ・コディなのでいつもの通り、身の丈にあった話なのだが、こういう展開に持っていったのは意外だった。手法自体はありがちだが、ベビーシッターでこうい…

500ページの夢の束

監督:ベン・リューイン 自閉症の女が脚本書いてパラマウント映画に持っていく話。基本ロードムービー好きなので、そこそこ楽しめた。しかしいろいろ不幸が起こりすぎ。それでも主人公の執念には応援したくなった。そこまでやれたのは彼女の強い気持ち以外の…

HYSTERIC

監督:瀬々敬久 あったねえこの事件。今でもよく憶えてるよ。やっぱり衝撃的な事件だったからねえ。実在の事件「青山学院大学生殺害事件」を基にしてるけど後半は創作。あの事件の部分はいいんだけど、終盤の創作部分がいらない。勝手にストーリーを作ってフ…