チャトズ・ランド

監督:マイケル・ウィナー

いやこれ中々よかった。白人たちの横暴ぶりが過激だった。だからこそブロンソンの復讐も応援したくなる。しかし白人たちは仲間割れしたりと勝手に自滅し出す。そして驚くのはジャック・パランスのキャラ。いつもだと悪ボスというのがパターンであるが、どこか仲間の暴走も躊躇する弱さも見せ、意外な立ち位置。リーダー格がどんどん死んでいき、最後に下っ端みたいなのが残るという、この外し方も異色。最後ひとり残ったのをブロンソンがじりじりと追い詰める。そしてカメラは引いていき終わる。なんとも風変わりな西部劇で気に入った。