監督：アスガー・ファルハディ離婚の話かと思ったら全然違っていた。イラン人がミステリーを撮るとこういうものができるのか。元々この監督は前作の「彼女が消えた浜辺」を観てもわかるようにミステリーが好きなんだと思う。前作はミステリーとしてはやや消…

監督：村川透「あぶデカ」は無条件に好きなので、これも楽しいです。今回のテーマは”俺達運がいいから”。 舘ひろしと柴田恭兵コンビは相変わらず最高だし、仲村トオルはトロイ動物だし、浅野温子は弾けてるし、中条静夫は血圧上がっているし、木の実ナナは木…

監督：セミフ・カプランオール“ユスフ３部作”の１作目。先に３作目の「蜂蜜」を観ていたが、その主人公の少年が大人になったのが本作。「蜂蜜」はどこかつかみ所がない感じだったが、本作は母が亡くなって帰郷した主人公の話なので、より分かりやすかった。…

監督：コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス途中まではそこそこ楽しめるレベルだったが、最終的にとくにオチがある訳でもなく、ストーリーが弱い。ただＶＦＸは凄い。もう少し頑張れば「クローバーフィールド」ぐらいは出来たろうに。移動範囲が狭いの…

監督：長谷部安春あぶデカは自分にとって特別なドラマなので評価はあってないようなもの。超ひさしぶりに観たが、やっぱり最高である。タカとユージのコンビ、横浜、ギャグセンスどれをとってもあぶデカである。映画版はドラマよりもイマイチな印象だったが…

監督：ケネス・ブラナー終わってから監督がケネス・ブラナーと知り、シェークスピア俳優がなにやってんだよ。。。ブラナーだから、ちょっとシェークスピア劇っぽくなっているのかな。まあまあよく出来てはいるが、正直アメコミに大して興味がないので可もな…

監督：一倉治雄シリーズ第２作目。伊武雅刀がビルからふっ飛ばされるとこはよく憶えていたが、あとはほとんど忘れていたので、改めて観るといろんな発見があった。宮崎美子が出ていたんだねえ。あと伊武雅刀の部下に赤井秀和の姿も。お約束ギャグも満載でフ…

監督：ルイス・ブニュエルもっと小難しいものかと思っていたが、そんなことはなく、娼婦になった女の背徳の心理劇で非常に楽しめた。冒頭の妄想などもいきなり意表をつき、もっと妄想劇を見たかった。カトリーヌ・ドヌーヴは表情が固まっていて人形のような…

監督：アレハンドロ・アメナーバルエジプト史劇と天文学とを上手く両立していてよく出来てはいる。アメナーバルはこんな歴史劇にも手を出すなんて意外と懐が広い。宗教に疎いので、キリスト教徒に攻め込まれてからのその後の対立軸がよく分かりづらかった。…

監督：森田芳光決して悪い出来ではないし、退屈もしないんだけどなんかこう刺激がない。こういう節約侍がいたのねってのは分かったが、題材がちょっと地味すぎたかな。パチパチ弾くそろばんの音は気持ちいい。

監督：ドロタ・ケンジェジャフスカ老婆の独り言を延々映しているだけで芸がないが、それでもモノクロ映像の中に人生の黄昏を迎えた人間のどうしようもない孤独感は伝わり、それが狙いであれば成功したとも言える。リアルな老人の生活はわかるが、映画として…

監督：ビリー・ワイルダービリー・ワイルダーのサスペンスの古典。脚本にはワイルダーとレイモンド・チャンドラーというなんとも豪華なタッグ。松葉杖をついたオープニングタイトルがいい。さすがに今観れば古臭いかなと心配したが、確かに殺人を共謀するま…

監督：熊澤尚人少女漫画が原作ということで、イヤな予感はしたが、「虹の女神」の熊澤尚人なので、それほど悪くはならないだろうと思ったが、いやーかなり良かったんじゃない。この手の青春ものって自分は体験できなかったからなのかなー結構好きなんだよね…

監督：デヴィッド・Ｏ・ラッセルボクシング映画にはずれなし。確かにボクシング映画だが、これは兄弟、そして家族の物語。それにしても女兄弟多くね。。。一家を仕切る派手な母親とヤク中の元ボクサーの兄による滅茶苦茶な家庭環境に足を引っ張られるが、最…

監督：スティーヴン・ミルバーン・アンダーソンなんか学生が考えたような底の浅い脚本ではあるが、暇つぶし程度には観れる。ショーン・ビーンのキャラが何とも変な奴で、きっちりとしていないと気が済まないらしく、鬱陶しい悪役。っていうか、こんな奴の言…

監督：トーマス・アルフレッドソンジョンハートからベネディクト・カンバーバッチまで英国実力派総出演でそれだけで楽しい。目まぐるしい場面転換でやや駆け足だが、もぐらの正体にじりじりせまる。派手さのない地味なスパイ映画なんだけど、集中して観てい…