2016-01-01から1年間の記事一覧

黄金のアデーレ 名画の帰還

監督:サイモン・カーティスナチスに奪われた名画を取り戻す実話。さほど登場人物たちの悲しみが伝わってこない。ライアン・レイノルズがやるとどうも軽くなりがち。回想シーンはいい。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)

監督:コルネル・ムンドルッツォなんか想像していた映画と違った。うーんちょっと期待外れ。もっとファンタジックなものだと思ってたので。話もどうも盛り上がってこない。

NOBODY

監督:大川俊道ようやく観れた。ずっと観たかったんだよな。大川俊道のファンなので。でもまあ悪くは無いけど、もうひとつヒネリがほしかったかな。Vシネマ俳優が大挙出てて、今観るとかなり豪華かもしれない。大川俊道お得意の不条理感というか幽霊的とい…

悪の紋章

監督:堀川弘通モノクロ映像の昭和サスペンス。山崎努も若くて今の苦虫を噛み潰したような顔よりかっこいい。新珠三千代も相変わらず綺麗。だけどねえ、これがどうもテンポの悪いサスペンスでもっと簡潔でシンプルな復讐劇でいいのに。財布をすられた女が後…

オートマタ

監督:ガベ・イバニェス悪くは無いが、もうひとつスケールが小さく物足りない。人工知能の暴走などありがちテーマだが、それなりに将来の警鐘として見所もあった。人間はいつまで頂点でいられるのか。人類の登場があったように、機械が”猿が木から下りる”日…

十字架

監督:五十嵐匠観ていて辛くなる映画。いじめは一生引きずる。被害者も加害者も。時間が経って見えてくるものもある。成長して経験して親になって、いろいろな立場になって見えてくる。長い年月をかけ理解することもある。とても鬱な映画だが、いじめという…

ピンクとグレー

監督:行定勲アイドルグループ・NEWSの人が原作と知り、ちょっとなめていたが、なかなかやるじゃんというのが正直な感想。まあ行定勲の力も大きいのだろうが、そうきたか。まさかメタ的な二重構造になってるとは。最初は結構退屈な話だったけど、こんな仕掛…

サバービア

監督:リチャード・リンクレイターリンクレイターの未公開作。うーん、コンビニにたむろってる若者たちが延々下らない会話をしてるだけの眠くなる作品。終盤やや盛り上がったが、終わらせ方もよろしくない。最後、一触即発の雰囲気になるが、なにもしないで…

ベル&セバスチャン 新たな旅立ち

監督:クリスチャン・デュゲイシリーズ第2作。前作観てなくても問題ないが、観てた方がよりいい。前作と打って変わって冒険ものに変化している。普通に観てる間は楽しいのだが、なんか何も残らないというか、時間が経つと平凡なように思える。ただ娯楽映画…

ベル&セバスチャン

監督:ニコラ・ヴァニエ「狩人と犬、最後の旅」の監督か。どうりでなんか似てると思った。子供と犬というまあ鉄板な組み合わせなので悪い作品ではない。大自然や映像も綺麗。小汚かった犬があんなに綺麗になるなんて。色変わっただけですごい印象が変わるん…

この世界の片隅に

監督:片渕須直素晴らしいアニメだった。キャラクターデザインや美術、映画全体の雰囲気が温かみのある画で、ほんわかした。そして一番の功績は能年玲奈に尽きる。彼女自身もおっとりしてるが、この喋り方が主人公に見事にマッチして、よく起用したよ。短い…

ヒトラー暗殺、13分の誤算

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル悪くはない。ただ映画としてイマイチ面白味に欠く。黒幕がいるのか単独犯なのか執拗に追求し、そこに回想を絡め真実に向かっていくと思いきや、あまりそこは重要じゃない。その辺のサスペンスを期待するとダメ。あと爆弾…

ノーマッズ

監督:ジョン・マクティアナンジョン・マクティアナンのデビュー作。ようやく観れた。原作脚本もマクティアナンには驚いた。うん悪くないよ。パンクな悪霊ってのも面白い。現実と幻覚とブロスナンの視点といろいろと交錯するのも凝っていた。最後のバイカー…

清作の妻

監督:増村保造うーん全く共感できないが、終盤の妻の行動は勝手すぎるだろ。皆からのけ者にされ、売国奴と呼ばれ、初めて妻の淋しい気持ちに気付き理解する。お国のために尽くしたのに、売国奴扱いはさすがに辛いだろう。こんな愛はいやだが、そういう時代…

追憶と、踊りながら

監督:ホン・カウ最初はなんか掴み所のない映画だったが、まあ異文化交流ってことなのかな。どうも中国おばさんの愛祖の無さに馴染めない。でもズケズケと入ってくる息子友人もめんどくさいし。まあ最後は分かり合えたようだが、どうなんだろう。死んだあと…

ラスト・ナイツ

監督:紀里谷和明「47RONIN」を思い出した。どうせしょーもない映画だと思ったら、アレ?結構よく出来てるじゃんってやつ。なんかサムライ映画を中世に置き換えた感じ。だけどなぜかコリアンが出てて世界観がイマイチわからん。まあ韓国資本だからごり押しし…

ゾンビスクール!

監督:ジョナサン・マイロット、キャリー・マーニオン子供ゾンビvs教師。子供のゾンビというのが新しいのか。序盤はまあまあ面白かったけど、途中で飽きた。

ゾンビーワールドへようこそ

監督:クリストファー・ランドン出来が悪いわけではない。「ゾンビランド」にそっくりな気もするが。バカ映画ではあるが、意外にしっかり作られている。どっかで観た感じのオンパレードだが、普通に楽しめるレベル。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

監督:J・J・エイブラムスよかった。勝因はジョージ・ルーカスが余り関わってないとこかな。EP1〜3は酷かったからなあ。よくよく考えればかなりご都合主義ではあるが、前半はわくわくしたし、内容も新章にふさわしい船出だったのではないか。終盤やや…

ぼくらの家路

監督:エドワード・ベルガー悪くは無い。ただもうひとつ感情のうねりがない。淡々としすぎて旨みに欠ける。テーマもまあよくある育児放棄や貧困なので、特に目新しさもない。でも子供たちの姿には力強いものがあるので、それなりに見れる。そして最後の子供…

女ガンマン・皆殺しのメロディ

監督:バート・ケネディ珍しい英国製西部劇。出来は悪くない。単純な復讐劇で、そのシンプルさがいい。ラクエル・ウェルチが結構様になっている。アクションが割とかっこいいんだよね。ただどうも復讐の怒りの部分がやや弱いのがねえ。あとあの程度の特訓で…

HUNGER/ハンガー

監督:スティーヴ・マックィーンこういうのって普通主人公に共感できたりするわけだが、正直あまりできなかった。抵抗の方法がウンコとか尿とか汚くて、むしろ看守たちが気の毒に思えた。後先考えずに、ただ自分たちの主張をしたいだけという考え方にも同意…

あの日のように抱きしめて

監督:クリスティアン・ペッツォルト戦争の傷跡となりすまし。変わらぬ愛に希望を抱くが、それは偽りのものであったという真実。設定も面白いし、心理劇としても見応えあった。しかし一番の貢献は音楽である。スピーク・ロウという曲は知らなかったが、この…

ストリッパー殺人事件

監督:スコット・レイノルズ話的にはそれほど大したことないような気もするが、巧みな編集で退屈させない。とにかく編集が凝っている。これだけの技があるなら、もうちょっと注目されてもおかしくないのにねえスコット・レイノルズ。あと「クライングゲーム…

ドッグ・ソルジャー

監督:カレル・ライスうーんイマイチ。麻薬の争奪戦なんだけど、なんか話がどうも弾けない。ニック・ノルティが何をしたいのかもよく分からん。平凡なアクション映画という印象しか残らない。

王将

監督:伊藤大輔実在の将棋棋士、坂田三吉の話。うーん世間の評価は高いようだが、これといって感動ってほどのものではなかった。阪東妻三郎もあまり知らないし。なんかあれとあれよと棋士として出世していき、その辺の闘いよりも家族の話といった方がいいか…

クイック・ガン

監督:シドニー・サルコウごく平均的な西部劇。特にコレといった特徴がないので物足りないが、まあ見れないことはない。悪役のテッド・デ・コルシアがいかにもな悪役で割とよかった。

COP CAR/コップ・カー

監督:ジョン・ワッツこのB級なノリは嫌いじゃない。まあもう少しいろいろなものを望んでしまうが、低予算だしこんなもんかな。ケヴィン・ベーコンにはもっと壊れてほしかったが。。。チョイおまけ。

エヴァリー

監督:ジョー・リンチメキシコ女版「キルビル」。結構はじけていて悪くない。バカ映画としては合格点。密室劇にしたのも正解。サルマ・ハエックも久しぶりに「デスぺラード」のような姿が見れてよかった。

ザ・ガンマン

監督:ピエール・モレル「96時間」再びをやりたかったようだが、あまり上手くいかなかったようだ。興行的に。でもアクション映画としては、さすがモレル善戦はしてる。ショーン・ペンは最近やや低迷していて、復活はできなかったか。マーク・ライランスが…