2016-01-01から1年間の記事一覧

チェスをする女

監督:キャロライン・ボッタロ悪くは無い。ただちょっと地味すぎるかな。それなりの味わいはあるが。サンドリーヌ・ボネールも歳取った。ケヴィン・クラインはフランス語も話せるのか。しかしねえ、普通の主婦がチェスに興味を持ち、数ヵ月後に大会で優勝で…

空の大怪獣 ラドン

監督:本多猪四郎まあ終わってみれば、いつもの怪獣映画。前半いきなりトンボのモンスターが出てきて、家の中に入ってくるのは、唐突すぎて笑った。もう少し驚けよ。ミニチュアはまあまあ。しかしラストシーンが印象的。ラドンが溶岩の中に落ちる意味不明さ…

クライム・ヒート

監督:ミヒャエル・R・ロスカムデニス・ルヘイン原作を自らが脚本。今のとこルヘイン原作に外れなし。硬派な犯罪ドラマで軽量級だが楽しめた。ジェームズ・ガンドルフィーニの遺作であり、彼が脇で引き締めたからこそ良作に仕上がった。ラストシーンがいい。

麻雀放浪記

監督:和田誠和田誠監督デビュー作。昔観た気がするが、あまり憶えてないので観た。モノクロ映像が戦後の雰囲気を感じさせ、いい選択だ。戦後の日本人の生活や街並みも再現されていて、ロケ等にも気合いが入っていた。そしてなんといっても高品格の伝説の演…

ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち

監督:ジョン・カランサマセット・モーム原作。エドワード・ノートン好きなのに、この映画の存在をほとんど知らなかった。というわけで観たが、なかなかの力作。不倫映画だと思ったら、どちらかというと愛を発見する映画であった。異国の地で伝染病と戦いな…

恋するリベラーチェ

監督:スティーヴン・ソダーバーグ出来はまあまあ。それよりマイケル・ダグラスとマット・デイモンという奇妙な組み合わせがどうも胃もたれするというか。なんつーかクドイ組み合わせに正直乗れなかった。最後の方は慣れてきたとはいえ、この二人のホモ演技…

足にさわった女

監督:市川崑昭和のラブコメ。刑事と女スリと作家の三角関係みたいなもの。うーんまあ普通かな。美人スリって言うけど、越路吹雪はさほど二人が熱をあげるほど美人かねえ。。。

UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班

監督:アルベルト・ロドリゲス80年代〜90年代にかけてのスペインの麻薬捜査班の捜査と汚職。どっちが悪だか分からないが、これぐらい過激にやらないと務まらないのか。まあありきたりな部分はあるが、この時代のスペインの泥臭さが出てて見応えはあった。最…

狼の挽歌

監督:セルジオ・ソリーマいつもはブロンソンの置物ぐらいでしかないジル・アイアランドが結構見せ場あり、ヌードありでよかった。よくある殺し屋系のフォーマットではあるが、ブロンソンとジル・アイアランドの魅力が発揮され、イタリア映画の風味も手伝い…

悪魔を見た

監督:キム・ジウンしかし韓国人好きだねえ、こういう残虐なの。この民族と関わるとほんとやばそう。普通ならタメを作るんだけど、それをあえてやらない。そこが逆に怖い。躊躇なく殺すからね。そこまでやるかと思ったけど、まあこれが韓国映画ですわ。映画…

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣

監督:本多猪四郎まあお決まりのパターン。未開の島に行って現地人と会って怪獣と遭遇。毎度毎度このパターンだねほんと。イカとカニとカメの怪獣たちだけど、イカのゲゾラはいいキャラだった。なんか人間が体を乗っ取られるのが怪獣映画としては新しいとこ…

I AM YOUR FATHER/アイ・アム・ユア・ファーザー

監督:トニ・ベスタード、マルコス・カボタ最初はスターウォーズファンの映画かと思ったら、ダースベーダーの中の人、デヴィッド・プラウズのドキュメンタリーだった。映画史上最大の悪役の中の人ってだけで、正直そこまで興味ないなあ。別人が撮影したルー…

冬の猿

監督:アンリ・ヴェルヌイユジャン・ギャバンとジャン=ポール・ベルモンドの他愛もない会話を楽しめるかどうかがポイント。残念ながら全く楽しめなかった。もう少し事件がほしい。ほとんどなにも起きないので退屈だが、ラストシーンはよし。

スキャナー・ダークリー

監督:リチャード・リンクレイター昔ちょっと観たが挫折したので再挑戦。アニメである必要がイマイチなのだが、恐らく姿を完全に隠せる"スクランブル・スーツ"を実現させるためなのかなと。そしてこのアニメが結構眠気を誘う。正直終盤までは本当に微妙な感…

Re:LIFE〜リライフ〜

監督:マーク・ローレンス悪くはない。ヒュー・グラントが出ると軽くなる。そこが魅力なのだ。このふわふわした軽さが出せるのが彼の強みだ。しかしまたマーク・ローレンスはヒュー・グラントと組んだのか。これで4本目、よっぽどお気に入りなんだろう。彼の…

カットバンク

監督:マット・シャックマンそこそこ面白くなりそうなものはあったんだけど、結局平凡なサスペンスで終わってしまった。どうせならブラックコメディにすれば良かったのに。役者は意外と豪華。でも作品の質をみると過去スターだった人達が落ちぶれたようにも…

大怪獣バラン

監督:本多猪四郎うーん、つまらなくはない。ただ後半一本調子な展開に飽きる。まあいつも通りの怪獣映画のフォーマットではあるが。音楽がゴジラ系の聞いたことあるようなもの。つーか同じような。バランの背中がムカデみたいで気持ち悪かった。パラシュー…

リチャード・ギア/人生の特効薬

監督:アンドリュー・レンツィつまんない作品。結局なにが言いたいのか。ただ贖罪のモルヒネ中毒者という役者にはおいしい?役をリチャード・ギアが演じたかっただけのような。しかし結果はあまり成功したとは言い難い。この脚本ではどうにもならない。ダコ…

赤い天使

監督:増村保造いきなりレイプされたり、かなりショッキングな内容。戦時中の従軍看護師をリアルに描いた作品。若尾文子も熱演していて見応えはあるにはある。ただ思ったほど心に響いてこなかった。前半の報われない死よりも後半の戦争の銃撃戦の迫力が目を…

不死鳥

監督:木下恵介悪くは無い。ただそれほどすごくもない。戦争とラブストーリーというありふれた題材。田中絹代がおばさん臭くてどうも魅力に乏しい。後半の演劇調の芝居など演技はさすがだけど。それより佐田啓二がかっこいい。これがデビュー作だそうだが、…

トニー滝谷

監督:市川準原作村上春樹。いやあこれ結構いいね。この短さもいい。ローアングルで横移動のカメラに坂本龍一の音楽。これがなんともクセになる。このゆったりと流れるリズムがなんだか心地よかった。これ他の監督が撮ったら違ったものになっていただろう。…

先生と迷い猫

監督:深川栄洋猫とイッセー尾形。穏やかな雰囲気と田舎の景色。ほんわかムードはいいけど、それも最初だけで、延々とやられてはちょっと芸がない。癒し系映画としてはアリだが、もう少しドラマがほしい。ちょっと物足りない。

BeRLiN

監督:利重剛ドキュメンタリー風な構成。前半はいい。ホテトル嬢探しは面白く、いろいろな人物に会って本人に近づいていくというのは良かった。ただ永瀬正敏が出てきた辺りから、謎めいた中谷美紀のキャラクターに面白味が無くなった気がするが。まあでも中…

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起

監督:今西隆志第3弾。キャスバルとシャアが入れ替わり、ようやく本編に入ったといった感じ。当初からこういう設定だったのだろうか。恐らく新解釈といったとこだと思うが。ガルマ登場と友情というか利用というかシャアのずる賢さが発揮され頭角を現してい…

人生の約束

監督:石橋冠数々のTVドラマを手がけてきた石橋冠の初映画作品。なるほど確かにテレビドラマのような演出。テレビだとこれでいいが、映画だと少々ダサいというか安いというか。まあでも悪い作品でなく、ありがちではあるが要所は押さえている。西田敏行、…

続・座頭市物語

監督:森一生シリーズ第2作。なんかあんまり憶えてない。勝新と若山富三郎との兄弟共演ぐらいで、どうもピンとこない。最後も中途半端に終わり、なんか全然憶えてない。なんでだ。。。

新・座頭市物語

監督:田中徳三シリーズ第3作。モノクロからカラーへ。許されぬ恋と師匠との対決。これはとても良かった。しかし弥生が気の毒すぎる。兄の正体と市と兄の対決。どっちが勝っても悲劇しか待っていない。恋を諦め旅立つ市。悲しいラストシーンだ。

ハイエナ

監督:ジェラルド・ジョンソン最初フランス映画かと思った。イギリスの犯罪もの。前半は普通だが、後半まあまあ良くなってはくる。でもラストが中途半端というか投げやりというか、すっきりしない幕切れで平凡な印象しか残らなくなってしまった。警察の汚職…

レイジング・ドッグス

監督:エリック・アネゾフランスの強盗物。うーん普通。特にこれといったものもない。オチもねらったつもりだろうが、ふーんって感じ。

グッドナイト・マミー

監督:ヴェロニカ・フランツ、ゼヴリン・フィアラ包帯ぐるぐる巻きの顔やゴキブリなどビジュアル的な気持ち悪さ、得体の知れない空気感は伝わった。また暴走した子供の恐ろしさなど、サスペンスホラーとしての不気味さは十分にあった。ただ映画全体として、…