キック・アス

監督:マシュー・ヴォーン

オタクの純粋な正義感に妙に感動してしまった。世間ではヒットガール萌えらしいが(まあ確かに彼女なしでは、この映画は成り立たない)、個人的には冴えない主人公の方に愛着がわいた。緑のタイツのダサさがいい。しかし容赦ない残虐描写は監督の趣味なのか。期待したほどぶっ飛んだ面白さではなかったが、アメコミものではいい部類。ニコラス・ケイジもどこか情けなさを漂わせていて、持ち味発揮。