博士の愛した数式

監督:小泉堯史

博士と家政婦の交流をとても丁寧に描いている。80分しか記憶が続かないという特異な設定は、映画としてはさほど珍しくは無い。
合間に入る吉岡秀隆の数学講座が、映画を単調にさせず、いいスパイスとなっている。一見何か頼りない吉岡の教師ぶりが妙に印象に残った。
数学の説明も特に難しくなく、映画の中にうまく挿入している。