ネコナデ

監督:大森美香

大杉漣の10年前の主演作。非常に地味な作品であるが、どこか余韻を感じさせる。リストラする側の人間が子猫によって癒され、少しだけ自分を取り戻す。非情にならなければいけない自分へ猫が大切なことを気付かせてくれたのだろう。まあこの会社にはいろいろと違和感があるのだが、まあこの際それはどうでもいい。女優陣もよかった。そして子猫の可愛さは言うまでもない。撮影後この子猫(トラ)を大杉漣が引き取ったという逸話も。ブログで見たが、あの子猫がこんなに大きくなっている。。。私は大杉漣の声が好きだった。ナレーションとか結構いいんだよね。漣さんのさようなら。