ワールド・オブ・ライズ

監督:リドリー・スコット

相変わらずのアメリカの横暴というか自分勝手ぶりに、何だかなあと思うわけだが、スパイ映画としては中々骨太なものはある。ただスパイ映画も変わってきたなあと思った次第。リドリー・スコットの力強い演出もあって終始テンションが高く、騙しあいのストーリーもよくできていて、まあ上々の出来といっていいのでは。役者ではディカプリオもよかったが、一番いいのはハニ・サラーム役のマーク・ストロングで、気品があって優雅に好演。