トロピック・サンダー/史上最低の作戦

監督:ベン・スティラー

最初は過剰な芝居と行き過ぎたギャグに辟易したが、後から下らないギャグたちが除々に効いてきて、特に”シンプルジャック”があんな形で活きてくるなんて非常に下らん。ベン・スティラーは相変わらずマヌケだが、やはり今回最高だったのはロバート・ダウニー・Jrだろう。何か喋るたんびにいちいちおかしく、オーストラリア人や黒人をおちょくってはいるんだが、それがダウニー・Jrだとなんか許せちゃうんだよな。しかしこの映画で私が一番気に入ったのは、実はトム・クルーズだったりする。M・マコノヒーとのコンビも良かったし、何よりこんな馬鹿な役よく引き受けたよ。ラストのダンスなんて最高によかった。はっきり言ってトム・クルーズを見直したよ。