赤い文化住宅の初子

監督:タナダユキ

日本映画はこういう貧乏話が好きだねー。不況の時代がこういう映画を作らせるんでしょうか、よく分からんが食傷気味ではある。絶望的な生活を送る中学生を淡々と冷めた視線で描き、結局何も起こらず(家が燃えるけど)人生は続いていく。しかし周りの大人も腐った人間ばかり。自己中心的で、善人の面をした二面性のある人間ばかりで、うんざりするが現実なんてこんなものと本当に冷めた映画である。主人公が「お兄ちゃん、お兄ちゃん」という姿は萌えを狙ってやっているのだろうか、どうでもいいけど。