2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ホビット 思いがけない冒険

監督:ピーター・ジャクソン「ホビットの冒険」3部作の第1弾。正直、この手のファンタジーの旬は過ぎた感があり、またファンタジー自体あまり好きじゃないので期待してなかったが、あれ、意外と面白いじゃん。次から次へと矢継ぎ早に戦闘が続く後半は、特…

夜明けのガンマン

監督:テリー・マイルズ「夜明けの男」のリメイク。オリジナルは未見。話自体はそれなりに考えられているんだけど、だらだらと進行するだけで全く盛り上がりが無い。そもそもジョン・ウェインの役をクリスチャン・スレイターがやるには力量不足と言わざるを…

原爆の子

監督:新藤兼人戦後7年後に製作された、原爆を取り上げた最初の日本映画らしい。原爆の傷痕が、まだまだ残っている広島の風景。かつての教え子に会いに行く訳だが、皆、本人やその家族が原爆の被害に未だに苦しんでいる。再会を楽しみにしていたつもりが、…

遊星からの物体X ファーストコンタクト

監督:マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr3度目の映画化なんだけど、実はリメイクとはちょっと違うことは最後に分かる。あのラストで、これは前日譚なのだと気付き、あそこは良かった。まあカーペンター版には及ばないが、無難な出来といえるかな。「私…

はだしのゲン

監督:真崎守これは本当に凄い作品だった。小学校の頃、学校でよく漫画は読んだが、今になってこのアニメを観ることになるとは。なんといっても凄いのが原爆投下シーン。一瞬で肉を溶かし、目玉が飛び出て、その映像は衝撃すぎて言葉を失った。地表の温度は…

はだしのゲン2

監督:平田敏夫終戦から3年後を描く。戦争の傷跡はまだまだ癒えない。そんな中で力強く生きるゲンと仲間の子供達の姿は、希望の光である。前作ほどの衝撃的なエピソードなないが、母親の愛情であったり、母を思うゲンの優しさ、苦しい境遇で支え合う子供た…

チャット 〜罠に堕ちた美少女〜

監督:デヴィッド・シュワイマーチャットと性犯罪をテーマにしたサスペンス。なぜ少女はあんなにすぐに信用してしまったのかが、いまいち疑問だが、そんなもんなのかねえ。個人的には、もっと犯人捜査へのサスペンスを期待したんだけど、そうはせず、少女と…

激動の昭和史 軍閥

監督:堀川弘通日本が太平洋戦争へ突入していった経緯から、敗戦までを描いたもので、勉強になった。中国への侵攻を止めることができなかった、ここがアメリカと開戦する分岐点だったのか。軍事力の差があるのは明白なのに、それでも突き進んでしまったのは…

未来少年コナン特別篇 巨大機ギガントの復活

監督:宮崎駿TVアニメ「未来少年コナン」の終盤である第24〜26話を再構成した劇場版アニメ映画。TV版は見てないので、内容、キャラなど背景が分かりずらく、唐突感があった。まあでもつまらないことはない。それにしても宮崎駿は、やっぱり飛行機好きな…

明日への遺言

監督:小泉堯史ほとんど法廷内の裁判劇。東京、名古屋での大空襲後、パラシュートで投下した米兵が日本軍に拘束され、捕虜とせず、略式裁判によって処刑。それが正当であったかどうか、まあ要約するとこんな感じ。結局、敗戦国の言い分なんて関係ない。最初…

好色一代男

監督:増村保造女好きの男を市川雷蔵が飄々と演じている。この前、「ある殺し屋」を観た後なので、そのギャップに驚く。あっちはクールでストイック、女なんかには目もくれないのに、この映画の雷蔵ときたら、いい女がいたら飛びつくぐらいの勢い。ただの女…

スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜

監督:ジャウマ・バラゲロほとんどマンション内なので、物凄い低予算映画といえる。でもこれだけ気色悪い映画が作れたのは大したもんだ。ストーカー映画はたくさんあるが、さすがに妊娠までいくとやりすぎではないか。これを観た女性は、きっと管理人とは仲…

HOME 愛しの座敷わらし

監督:和泉聖治田舎暮らしに憧れるのは分かる気がする。自然に囲まれ、古い日本の家屋は魅力的だった。まあ実際に暮らすとなると大変だろうが。。。田舎暮らし最悪から、次第に家族がひとつになり、最終的には田舎最高になる、まあ典型的な家族の再生映画だ…

ノスフェラトゥ

監督:ヴェルナー・ヘルツォークうーん、イマイチ。イザベル・アジャーニが出てるとは思わなかった。映像は素晴らしいが、内容は特にこれと言って言及するほどのものではない普通の吸血鬼映画。雰囲気だけで退屈。クラウス・キンスキーはいつもの怪演だが、…

ザ・チャイルド:悪魔の起源

監督:ジョエル・ソワソンスティーヴン・キング原作。大人が悪と見せかけて、悪の子供を描く話自体は、そこそこ面白いんだけど、はっきりいって恐くないし、子供の恐ろしさも全然描けていないので、平凡なホラーで終わっている。原作はもっと面白いのかなあ…

ロック・オブ・エイジズ

監督:アダム・シャンクマンこれってミュージカルだったんだ。まあトム・クルーズ目当てで観た様なものなので、80年代ロックにはさほど興味はない。まあ思ったよりは悪くなかった。ただ思ったほど80年代の懐かしさというものが感じられなかった。”Zガイ…

南極物語

監督:蔵原惟繕実はこの有名映画、初見である。なんとなく観る気しなかったんだけど、とりあえずどんなもんかと思い観てみた。南極での過酷さは「植村直己物語」の方が、上であり、ドラマとしてはやや退屈に感じた。ただ高倉健、渡瀬恒彦は良かったし、夏目…

桐島、部活やめるってよ

監督:吉田大八少しガス・ヴァン・サントの映画を想起させた。今時の学生の姿を、いろいろな角度から描いた群像劇で、その編集術を楽しむ映画なのかもしれない。上辺だけの友人関係、にじみ出る閉塞感など、若者たちの苛立ち、そして気持ち悪さはよく出てい…

トータル・リコール

監督:レン・ワイズマン予想以上の良リメイク。これだけの作品なのに、評判も売上もイマイチだったので、非常に気の毒な評価を受け残念だ。「ブレードランナー」を思わせるアジアンテイストと「マイノリティリポート」などの近未来的なテイストが融合してい…

グスコーブドリの伝記

監督:杉井ギサブロー原作は宮沢賢治。意外とテーマが壮大で、どことなくテレンス・マリックみたいだといったら褒めすぎか。ほのぼの映画かと思ったら、飢饉など現実的な話になり、そうかと思えば幻想的はシーンに飛んでいき、どこかストーリーに脈絡がない…

ワールド・ウォー Z

監督:マーク・フォースターさほど期待してなかったからか、とても楽しめた。とにかくテンポの速さが素晴らしく、スピーディな場面転換であれよあれよと次のシーンに進んでいくので、常に山場があり、この畳みかける展開の速さゆえに、この内容なのに2時間…

パシフィック・リム

監督:ギレルモ・デル・トロギレルモ・デル・トロのおたく魂が炸裂した怪獣映画。単純明快なのがいい。一見バカバカしいんだけど、真面目に馬鹿をやってるとこが素晴らしいんだよ。これを観ると、今後いろいろなロボットものとかも割と実現できるような気が…

テラビシアにかける橋

監督:ガボア・クスポなんか「ナルニア国」みたいな感じで、前半は全然面白くなかったが、後半、急展開を見せ、悲しい話だが、それなりに引き込まれた。しかし最後はまた「ナルニア国」に戻ってしまい、ファンタジー映画としては、やや食い足りない出来だっ…

EVA<エヴァ>

監督:キケ・マイーヨなんとなくキューブリックの「ロリータ」を思わせるSFロボット映画。といっても巨大ロボットではなく、人型ロボットの話。スペイン製というのが、なんともめずらしい。テクノロジーが発達した世界にしては、現代的で、そのロボットな…

気狂いピエロの決闘

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシアアレックス・デ・ラ・イグレシアだからか、話がどんどん無茶苦茶な方向に進んでいく。気の小さい主人公のピエロが、三角関係がもつれ出してから、次第に壊れだす。後半にいくに従い、さらなる暴走が加速しだし、血みど…

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒

監督:金子修介日本、怪獣に襲来されすぎ。特撮が全く進歩してない。ミニチュアの良さも余り感じられなかった。ガメラへの復讐というのは悪くないのだが、それが面白さに繋がってこなかった。そして、あのラストシーンはなんだったのか。解決してないのに終…

アンソニーのハッピー・モーテル

監督:ウェス・アンダーソンウェス・アンダーソンのデビュー作。あーやっぱりこの監督苦手だ。。。相変わらず、この監督の独自のセンスにハマれない。何が面白いのか、さっぱりである。日常をダラダラ描くだけで、なにも面白さを見い出せなかった。つまらん。

ブラック・ブレッド

監督:アグスティ・ビリャロンガ1940年代のスペインの背景がイマイチ分かりずらい。ある事件をきっかけに、その村の過去の事件が浮かび上がり、主人公の少年は否応なく、両親や大人たちが起こした罪に、向き合わされることになる。暗い歴史と父の正体を知り…

バイオレンス・レイク

監督:ジェームズ・ワトキンスガキ共の暴走。運悪く居合わせたカップルが、ガキ集団と絡んでしまったがばっかりに、恐怖体験をするはめに。。。集団心理の恐さ、暴走し出すと止まらない危うい若者世代。なんか広島のLINE事件を思い出した。でもどうせ最…

悪人に平穏なし

監督:エンリケ・ウルビスこちらの理解不足なのかわからんが、主人公の行動が全然把握できなかった。悪徳警官が酒場で人を殺した後、何かを追ってるんだが、何がどうなってるのか、さっぱり。最終的には、テロ組織を倒すんだけど、あの酒場での殺人とテロ集…