激動の昭和史 軍閥

監督:堀川弘通

日本が太平洋戦争へ突入していった経緯から、敗戦までを描いたもので、勉強になった。中国への侵攻を止めることができなかった、ここがアメリカと開戦する分岐点だったのか。軍事力の差があるのは明白なのに、それでも突き進んでしまったのは、一度転がり出したら止まらない恐さと世界のきな臭い雰囲気に後押しされた結果なのだろう。小林桂樹東條英機は素晴らしい演技であった。戦争によっていろいろなものが失われた。しかしあの戦争があったからこそ、そして負けたからこそ、日本人は平和に対する価値観というものを得られた気がする。