ブラック・ブレッド

監督:アグスティ・ビリャロンガ

1940年代のスペインの背景がイマイチ分かりずらい。ある事件をきっかけに、その村の過去の事件が浮かび上がり、主人公の少年は否応なく、両親や大人たちが起こした罪に、向き合わされることになる。暗い歴史と父の正体を知り、少年は大人へと成長する。悪い映画ではないが、ミステリーとして期待した分、さほど驚きはなく、成長物語としても、もうひとつ胸に迫るものは少なかった。