気狂いピエロの決闘

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア

アレックス・デ・ラ・イグレシアだからか、話がどんどん無茶苦茶な方向に進んでいく。気の小さい主人公のピエロが、三角関係がもつれ出してから、次第に壊れだす。後半にいくに従い、さらなる暴走が加速しだし、血みどろのバトルへと変貌する。主人公も話も壊れだし、このヘンテコな壊れっぷりを楽しむ映画なのかもしれない。美術や衣装、映像も何気に格調高く、独特な世界観を作り上げた。