2010-01-01から1年間の記事一覧

血まみれギャングママ

監督:ロジャー・コーマン「俺たちに明日はない」とほぼ似たような内容だが、こっちの方が変態性が高い。キャラクターたちは皆病的で、マザコン息子4人と支配的な母によって、混沌とした30年代アメリカを突っ走る。裸が多いのは、時代性なのか、ロジャー…

パラノーマル・エンティティ

監督:シェーン・ヴァン・ダイクなんだ、ただのスケベな幽霊じゃねーか。「パラノーマル・アクティビティ」のバッタもんだが、つまらないけど観れないことはない。全くタメをきかさない演出なので、恐くない。エロ幽霊によるストーカー映画。

かいじゅうたちのいるところ

監督:スパイク・ジョーンズよく出来た着ぐるみ劇であるのは認めるが、やっぱり今回もスパイク・ジョーンズは好きになれなかった。愛嬌あるかいじゅうたちや砂漠などの映像はよかったが、肝心の話自体がちっとも面白くないので眠くなった。かいじゅうの造形…

戦う翼

監督:フィリップ・リーコックスティーヴ・マックィーンが嫌な奴を演じた珍しい作品ではないか。空の銃撃戦などアクション部分は見応えあり。陸では、ロバート・ワグナーとその恋人に割って入ろうとする、三角関係のような恋模様。空ではヒーローだが、陸で…

きみがぼくを見つけた日

監督:ロベルト・シュヴェンケタイムトラベルものは好きなジャンルだが、これは普通だな。1組のカップルの真っ当なラブストーリーであり、タイムトラベルという要素がなければ、なんの味気もない話。パイプカットしたのに子供が生まれるというとこが一番の…

エスター

監督:ジャウマ・コレット=セラ「ジョシュア」という似たような映画があるが、これはその女版みたいなもの。狡猾なガキが周囲を操り、邪魔な人間を徹底的に排除しようとする。小さい子供達にこんな演技させて大丈夫かと別な意味で心配になった。終盤のエス…

ワタシにキメテ

監督:リンダ・メンドーサ三股男と3人の女をめぐる彼氏争奪戦コメディ。一応ハリウッド映画だが、スタッフ、キャストはラテン系より無駄にテンション高い。彼氏よりも段々3人の女たちの友情物語に変わっていき、つまらなくはないが正直どうでもいい。個人…

くもりときどきミートボール

監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラーアメリカのCGアニメはどれも似たようなものばかりな気はするが、これも比較的よく出来てはいる。空から食べ物が降ってくるというのは面白いアイデアではあった。しかしそこからどう話を膨らますかが、いまひ…

ふしぎの国のアリス

監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスケ、ウィルフレッド・ジャクソン正直、不思議の国がちっとも面白くなく退屈だなと思った。特にお茶会のシーンは無茶苦茶すぎて、こんなの子供達は楽しめるのかと思ったが、後半ようやく面白くなった。奇抜なキ…

ペイチェック 消された記憶

監督:ジョン・ウーえー!そこで鳩使うか。無理やりのねじ込みに失笑してしまった。この映画の失敗の理由はたくさんあるが、監督にジョン・ウーを起用したことが最大の敗因。J・ウーにSFは無理。それとベン・アフレックとユマ・サーマンの相性も最悪。女…

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

監督:ギャヴィン・フッド「X-MEN」に興味ないし、どうせ下らない映画だろうなあと思っていたら、意外にも面白いではないか。ウルヴァリン誕生秘話や兄弟の確執、恋愛等、「X-MEN」を知らなくても十分楽しめる。ミュータントとして生まれてきた哀し…

あなたは私の婿になる

監督:アン・フレッチャーキャリアが終わりかけていたサンドラ・ブロックを、第一線に引き戻した復活作。偽りの恋から真実の恋に変わるという定番すぎる設定だが、主演二人の相性も良く、まあまあ楽しめた。S・ブロックもいつもの豪快な芝居が帰ってきた感…

地獄のバスターズ

監督:エンツォ・G・カステラッリタランティーノの「イングロリアス・バスターズ」の元ネタになった作品だが、はっきり言ってタラ版は原型をとどめてないじゃん。撃ち合いも多く、マカロニ戦争アクションとしては中々よく出来ているんだけど、なんかこう爽…

シンデレラ

監督:ウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスケ、クライド・ジェロニミディズニーの古典アニメ。定番すぎるぐらい知られたストーリーだが、めちゃくちゃ面白いではないか。ディズニーお得意の動物キャラたちが、ぬるぬるとよく動く。最後は大きな幸…

暁の7人

監督:ルイス・ギルバートチェコスロバキアを舞台にしたナチス物で、ナチス親衛隊ナンバー2であったハイドリヒ暗殺の実話を映画化。トム・クルーズの「ワルキューレ」に似ていて、この手の暗殺物は結構好き。特に個々の人物を深く描いている訳でもなく、綿…

追想

監督:ロベール・アンリコドイツ兵に妻子を殺された男の復讐劇。古城という舞台設定もよく、たった一人で復讐するアクションはいいんだけど、随所に入れてくる回想が多くて鬱陶しい。これによりテンポが途切れ、せっかくのアクションを殺しているように思え…

パピヨン

監督:フランクリン・J・シャフナーなんか思ってた映画と違ったなあ。脱獄の爽快感というものはなく、ただひたすら逃げるというか、その場に立ち止まることへ抵抗した男の話。しかもやけに映画のスケールがでかい。独房生活や終盤の老いの演技など、マック…

シンシナティ・キッド

監督:ノーマン・ジュイソン前半特に大きな見せ場を用意しないまま、いきなりポーカーの直接対決と、主人公が痛い目を見ないまま勝負が続けられる展開に、これでは最後に勝ってもなんのカタルシスもないなあと思っていたら。。。勝敗の結果に驚きはない。む…

[リミット]

監督:ロドリゴ・コルテス映画史上初?の登場人物1人による生き埋めサスペンス。ちょっと映るエキストラさえいない、ホントに1人で映画を成立させた挑戦的かつ実験的な映画。ケイタイ電話が共演者になりうるんだから、すごい時代になったってことか。。。…

ボルト

監督:バイロン・ハワード、クリス・ウィリアムズ 冒頭、何が何だか分からないまま少女と犬のアクションが繰り広げられ、随分と唐突な映画だなと思ったら、それはTVの中の話でしたという、つかみはOKなオープニング。何か犬版「トゥルーマンショー」みた…

ジャック・メスリーヌ/パブリック・エネミーNo.1 Part.1

監督:ジャン=フランソワ・リシェフランス版「グッドフェローズ」と言いたいぐらいPart.1は面白い。テンポのいいスピーディな編集でエピソードを切り取り、大胆な省略など軽快なストーリー運びがいい。Part.1が素晴らしいのはギャング映画に徹しているから…

ジャック・メスリーヌ/パブリック・エネミーNo.1 Part.2

監督:ジャン=フランソワ・リシェPart.2がつまらなくなったのは、主人公が銀行強盗という、つまらない悪党に成り下がってしまったからだ。ギャングテイストが一切なくなり、警察から逃げては捕まり、そして脱獄とその繰り返しで、なんか警察のマヌケさばか…

マイ・ライフ、マイ・ファミリー

監督:タマラ・ジェンキンス介護問題は万国共通。特に家族の介護となると、自分も遠からずこういう日がやってくると思うと、決して人ごとではない。この映画もリアルな現実をよく映してはいる。しかし普通なら小さい頃、虐待をされたと思われる回想シーンを…

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編

総監督:富野喜幸ファーストガンダム3部作の2。グフ〜ズゴックまで。TVの再編集版だけあって、さすがに駆け足というかダイジェスト風なとこもあり、ガンダムを知らない人には、やや説明不足な気もする。シャアの仮面やシャアとセイラの関係性、そしてニ…

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編

総監督:富野喜幸ファーストガンダム3部作の完結編。複雑に入り組んだ人間関係、ニュータイプに目覚める3人、そしてア・バオア・クーでの死闘。これでもかというぐらい濃密なストーリー展開に、やはりガンダムは凄かったと改めて再確認。そしてクライマッ…

機動戦士ガンダム

総監督:富野喜幸ファーストガンダム3部作の1。TVシリーズを再編集したもので、はじまり〜シャアの”坊やだからさ”まで。星3つにしてはいるが、もはや伝説的アニメなので評価のしようがない。忘れてる部分もあったが、有名なセリフが沢山出てきて、意外…

2012

監督:ローランド・エメリッヒまさにローランド・エメリッヒ映画で、それ以上でもそれ以下でもない。CG満載で一体制作費いくらかけてんだよ。飛行機が飛び立った後の都市が崩壊する地獄絵図は見応えあり。しかし後はしょーもないヒューマニズムとCGで、…

ドランのキャデラック

監督:ジェフ・ビーズリースティーヴン・キング原作に釣られて観たが、思ったほど悪くない。もともと短編のため、無理に時間を引き延ばしていて核心の復讐部分に大分時間がかかるが、この復讐方法が気に入った。よくよく考えると子供じみてるが、上手くいっ…

オーディション

監督:三池崇史米EW誌が最近20年間のホラー映画で1位に選んだぐらい、海外では評価の高いホラー映画。前半はホラー映画とは微塵も感じないぐらいの、息子ひとりと暮らす父の再婚話程度の話が、じわじわとサイコな方に進んでいく。後半は過去と現在、現実と…

ホステージ

監督:フローラン・シリ結構期待してたんだけどなー。正直平凡な出来でした。防犯設備を備えた豪邸という設定を活かしきれておらず、だらだらした展開が続き盛り上がらない。敵がガキ共なので迫力不足だし、真の黒幕もあいまいな存在で、そもそも誘拐をする…