ジャック・メスリーヌ/パブリック・エネミーNo.1 Part.2

監督:ジャン=フランソワ・リシェ

Part.2がつまらなくなったのは、主人公が銀行強盗という、つまらない悪党に成り下がってしまったからだ。ギャングテイストが一切なくなり、警察から逃げては捕まり、そして脱獄とその繰り返しで、なんか警察のマヌケさばかりが目につく。主人公も若く殺気立ったPart.1と比べると中年のため魅力が半減してしまった。ヴァンサン・カッセル自身は体重も増やし、声も変え物凄く熱演しているけどね。それとマチュー・アマルリックがナイナイの岡村に似てて、妙に情けなく見えた。。。全体的には不満だが、終盤の警察側から見た主人公の最期が、なかなか見応えがあり、最後で盛り返した。