シンシナティ・キッド

監督:ノーマン・ジュイソン

前半特に大きな見せ場を用意しないまま、いきなりポーカーの直接対決と、主人公が痛い目を見ないまま勝負が続けられる展開に、これでは最後に勝ってもなんのカタルシスもないなあと思っていたら。。。勝敗の結果に驚きはない。むしろ予想通りといっていいだろう。しかし、その後主人公がやり返す展開を用意していると思いきや。。。この終わり方には正直物凄くびっくりし、一瞬目が点になった。前半に挫折感を用意しなかった理由がようやく分かったよ。S・マックィーンはかっこいいが、やはりエドワード・G・ロビンソンの名演、これに尽きる。