2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Re:DIAL リダイアル

監督:マーカス・スターン間違い電話からここまで話を広げたのは中々だと思う。低予算でもアイデア次第という好例。ただどういう決着をつけるかがポイントになるのだが、あちゃー最後の最後でやっちまった。これをやっちゃあお終いよなオチ。まあ最初からそ…

瞳は静かに

監督:ダニエル・ブスタマンテアルゼンチン映画。母が死んだことによって、居心地が悪くなるというか、どこか怯えながら生活するようになる主人公。そんな子供の視点からアルゼンチンの軍事政権下の生活を描く。母親の行動やその友人の存在、また父や祖母の…

苺とチョコレート

監督:トマス・グティエレス・アレア、フアン・カルロス・タビオキューバ映画。恋人に捨てられた青年がゲイの芸術家と出会い、次第にふたりは交流を深めていくが。。。あからさまなゲイの映画は苦手だが、これは偏見というものに対してどれだけ理解できるか…

監督:ジョセフ・ロージー何がしたいのか、そして何が言いたいのかさっぱりな映画だった。愛に不信な人間の戯言を聞かされているようで正直退屈な作品。ただ途中で場所を日本に移し、この日本パートははっきり言って何の意味もないんだが、日本の観光みたい…

監督失格

監督:平野勝之タイトルからしてAV女優のドキュメンタリーだとは思わなかった。ただこの映画からは人間の孤独さとか死というものに対して何かいろいろな感情が沸きあがり、考えさせるものがあった。結果論ではあるが、自転車旅行を見ても林由美香という人…

マーガレットと素敵な何か

監督:ヤン・サミュエル過去の自分からの手紙によって本来の自分を取り戻していくっていう、まあありがちな話で、ソフィー・マルソーのファン向けの映画かな。若干「アメリ」っぽい雰囲気は、ちょっとは意識していると思う。主人公のキャラが余り魅力的でな…

デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー

監督:チャールズ・デ・ラウジリカ「ブレードランナー」製作の裏話。製作時、皆五里霧中で相当現場はもめていたらしいね。それでもリドリースコットは自分を貫き通した結果、興行的には惨敗したが、SF映画のカルト的作品として伝説になれた。確かに最初に…

カメリア

監督:ウィシット・サーサナティヤン、行定勲、チャン・ジュヌァン「IRON PUSSY」 オカマのスパイがなんかいろいろやってるようだが、ちっとも面白くない。タイの監督だからか笑いのセンスがずれてると言うか浮いてるというか、まあとにかくつまらない。 「K…

ゴースト・ライト

監督:クレイグ・ローゼンバーグまあありがちな話ではある。ホラーというよりはサスペンスかな。妄想だと思ったら実は現実だったという話の展開自体はそんな悪くない。デミ・ムーアが主役の映画、久しぶりに観た気がする。年齢も年齢だし、スターパワーも無…

映画 「けいおん!」

監督:山田尚子TVアニメは見てないので付いていけるか心配だったが、楽しく見れた。設定やキャラなど全然知らないが、すぐに把握できたし、それぞれの立ち位置もすぐに理解できた。基本卒業がテーマの青春音楽友情ドラマといった感じで、卒業ものの儚さも…

ロボジー

監督:矢口史靖矢口コメディとしてはいい部類かも。話も中々よく出来てるし、笑わせてやろう的な押し付けがましい笑いがないのも好感。着実にコメディ監督としての実力は上がっている気はした。少なくとも「ハッピーフライト」よりは全然マシだった。役者の…

ソフィアの夜明け

監督:カメン・カレフブルガリアなんてヨーグルトぐらいしか知識がなく、のどかな高原をイメージしていたけど都会は結構物騒なようだ。刺青や暴力、人種差別などブルガリアの首都ソフィアの現在の姿を映し出す。隣の国がトルコだそうで、日本人にはよく分か…

ブレードランナー ファイナル・カット

監督:リドリー・スコットオリジナルは観ていたが随分と大昔なため大分忘れている。このバージョンで最後なのかな。沢山バージョンがあってよく分からんが。。。久しぶりに観たけど、こんな面白かったっけ。大きな画面に映る日本人とバック転するダリル・ハ…

カンタベリー物語

監督:マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー英国の田園風景がゆったりとしていて、映画も同様にゆっくりとした展開をしていくんだけど、このちんたらさにややイライラさせられた。ノリ男を捕まえるミステリー的な味わいはあるんだが、犯人は最初…

チョイス!

監督:ジョシュア・マイケル・スターンいかにもなアメリカンコメディの王道のような作品。「スミス都へ行く」などにも通ずるような政治もので、ふざけつつも最後はしっかりと真面目にアメリカの精神を訴えかける。K・コスナーとマデリン・キャロル親子には…

ランナウェイズ

監督:フローリア・シジスモンディ70年代のガールズバンド“ランナウェイズ”を描く音楽ドラマ。随分と展開が淡白であまり山場がない。あっという間に成功し、あっという間に消えていったという印象で、家族やメンバー、プロデューサーとの確執なり対立なり…

黒水仙

監督:マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー1946年の作品なのに、このカラー撮影の美しさって一体何なの。えっ?どういうこと。さすがに綺麗すぎるんだけど。。。英国からインドの山奥に赴任した五人の修道女の話。抑圧された環境から次第に…

愛についてのキンゼイ・レポート

監督:ビル・コンドンアメリカの性に対するレポートを発表したアルフレッド・キンゼイ博士の生涯を追ったドラマ。そもそも映画化するほどの人物とも思えず、テーマも地味すぎてドラマの世界に入りずらい。キンゼイ博士自身も特に魅力的な人物でもないし、ゲ…

夜の配当

監督:田中重雄60年代に商標権や内部情報を武器に企業を恐喝するなんていう話があったことに興味深いものがあった。綺麗事を並べるが、結局主人公自身大した男では無く、昔自分がいた会社に何度も恐喝するクズっぷりに呆れた。いかにも主人公が正義みたい…

ラブ&ドラッグ

監督:エドワード・ズウィックバイアグラのセールスマンの話なのかパーキンソン病の恋人の話にしたいのか、いろいろ盛り込みすぎな気がしないでもないが、まあまあ普通に楽しめた。アン・ハサウェイが脱ぐのはいいんだけど、ちょっと脱ぎすぎていて、もう少…

テトロ 過去を殺した男

監督:フランシス・フォード・コッポラ「コッポラの胡蝶の夢」でコッポラも終わったかなと思ったが、まだまだ死んではいなかったか。モノクロの映像がいいし、アメリカでなくブエノスアイレスというロケ地がどこか謎めいた雰囲気を作り出していて、映像にコ…

家族の庭

監督:マイク・リーいたって普通な家族と友人だけによるドラマなんだけど深いんだよな。もっとドラマ性があった方が好きだが、マイク・リーはそんなこと一切興味なく淡々と辛辣に人間の孤独を見つめている。誰にでも起こりえるようなレベルの小さな悲劇だが…

friends もののけ島のナキ

監督: 山崎貴、八木竜一子供向けとバカにしたら勿体ないぐらい良い出来。人間とモンスターの友情物語なんだけど、ストーリーの流れがとてもよく出来ていて正直ピクサーなんかのハリウッドCGアニメに全然負けてないよ。そして香取慎吾をちょっとだけ見直し…

バグダッド・カフェ

監督:パーシー・アドロンまあまあかな。80年代に観ていたら印象が変わっていたかも。今の時代だとこれでは普通すぎる。主題歌“Calling You”の気だるさがかなりこの映画を救っていて、忘れ去られてもおかしくない内容だけど印象深いものになった。それと給…

アクシデント/意外

監督:ソイ・チェン事故に見せかけて相手を殺す暗殺集団という設定やその殺しのアイデアなどなかなか面白いものはあったが、さすがに殺人手段がありえなく現実味がない。計算というよりは運だよこれ。まあその辺のつっこみ所はあるが、時間も短いし、疑心暗…

009 RE:CYBORG

監督:神山健治「東のエデン」が好きなので、神山健治の新作ということで観た。この人自分で脚本が書けるというのが大きい。そして結構スケールがデカイ。世界をまたにかけた話の規模も大きいが、最終的には神の話に及んだりと聖書っぽい話を絡めつつ壮大な…

アルゴ

監督:ベン・アフレックワーナーのロゴから70年代末の空気を感じさせ、ファッションや髭、大きな眼鏡、衣装、小道具など当時の細部描写がリアリティを高めている。ただ中盤までは結構普通な内容でちょっと期待が高すぎたかな。後半の逃亡劇は面白く観れた…