2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

監督:クエンティン・タランティーノ 手放しで絶賛ではなかった。タランティーノ節はいつも通り。無駄に長い会話、無駄に長いシーン、相変わらずだがそこまでハマれず。ただ美術関連はいい仕事。あの時代の再現ぶりは見事。ディカプリオもよかった。あとマー…

運命は踊る

監督:サミュエル・マオズ いやあ不思議な作品。息子の戦死の誤報はよかったのだが、そこから話は息子のいる国境近くの検問所に飛び、そこでの生活とは戦争とは程遠いもので、そのダラダラした展開にやや退屈さを感じた。しかしそこで誤って車の若者たちを皆…

悪党に粛清を

監督:クリスチャン・レヴリング デンマーク産の西部劇。やはりどこか米とかマカロニとかとは違う空気。シンプルな復讐劇で、それでいい。無駄がなく単純なのはいいのだが、いまひとつ盛り上がりに欠く。ジェフリー・ディーン・モーガンの悪役はまあいいのだ…

ウォーターボーイズ

監督:矢口史靖 これ観たことなかったな。男のシンクロにイマイチ興味が示せず敬遠していたが、矢口映画と知って観ることにした。相変わらずこの監督はあまり上手くない。青春としてもコメディとしても。平均点ぐらいで突き抜けた面白さがなかった。しかしで…

ブレイン・ゲーム

監督:アフォンソ・ポヤルト 全体的には安い映画ではあるが、キャストは悪くない。予知能力者対予知能力者という何かどっかでありそうな話だが、アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルということで、それなりに興味は引き付けられたかな。アビー・コーニ…

スマホを落としただけなのに

監督:中田秀夫 原作は読了済み。まあほぼ原作通りの内容で、無難な仕上がりではある。ただそれほどスマホを落とした怖さは感じなかった。その辺の恐怖をもうちょっと感じさせてほしかった。千葉雄大はミスキャストな気もするが、たまにいい顔するからそんな…

ガンジスに還る

監督:シュバシシュ・ブティアニ インドの宗教観はよく分からないが、ガンジス川で死を迎えようとする父と息子の2週間をゆったりした雰囲気とユーモアを交えながら描く。正直特に大きなことは起きない。それなのになぜか安らぎみたいなものを感じた。ガンジ…

触手

監督:アマト・エスカランテ 最初の方は、この映画はなんなのか、どこに向かっているのかさっぱり分からなかったが、一応SFってことなのかな。なんか安いエロアニメみたいな気がしないでもないが、奇妙な味があって意外と悪くない。タコの快楽に溺れていく…

夜を探がせ

監督:松林宗恵 石原慎太郎原作。モノクロでフィルムノワール調な感じは好き。探偵ではないが探偵映画のようで、戦争時に起きた事件の謎の真相を追う。鶴田浩二もまあかっこいいし、白川由美が美しくて、この手の映画のムードを盛り上げる。真相はある意味あ…

ジェノサイド・ホテル

監督:リアム・ワーシントン 2008年にインドのムンバイで同時多発テロが起きたことすら知らなかった。そんな事件あったんだ。そのうちのタージマハル・ホテルでのテロを描いている。イスラム過激派らしいが、なんでこんなことしてるのか謎。こんな無差別に殺…

甦れ魔女

監督:佐藤純弥 まあ悪くはない。80年のモスクワ五輪を目指し、バレーボールに打ち込む日本とソ連のエースの少女を交互に描く。ほとんどが練習とか試合とかの映像でやや退屈。その割には長いので飽きる。この作品は日ソ合作で製作されたが、ソ連のアフガン侵…

1987、ある闘いの真実

監督:チャン・ジュナン 実録映画として面白い。大学生拷問致死事件をめぐる、そこに関わる警察、検察、メディアなど様々な人達の群像劇。「タクシー運転手」観てたから、80年代はかなり物騒な時代だったのは知っている。でも変わらないね民族性は。隠蔽体…

ばぁちゃんロード

監督:篠原哲雄 まあ悪い作品ではない。介護問題とかも取り入れつつ、おばあちゃんと孫の絆を描く。その祖母には草笛光子が演じていて、先日観た約60年前の映画「名もなく貧しく美しく」に出てたけど、あの映画では物凄く美しかったので、なにか月日の流れ…

判決、ふたつの希望

監督:ジアド・ドゥエイリ 個人と個人のささいな衝突が、国中を巻き込んだ法廷闘争に。とはいえ個人といっても人種、宗教が違う。すると問題はより複雑になり、論点がすり替わっていく。こういうのはどこの国でも起こりえる問題なのかもしれない。当事者は次…

眠狂四郎 悪女狩り

監督:池広一夫 シリーズ第12作で最終作。シリーズとしては普通かなあ。アクロバティックな雷蔵が見れる。偽狂四郎との闘いはまあまあ。シリーズを通してキリシタンの話が多かった。雷蔵が死んでシリーズも終了。生きていればもっと作られたんだろうな。そ…

ジュリアン

監督:グザヴィエ・ルグラン DV映画。意外によかった。確かに最初から不穏な空気はあるが、除々に父親のイライラが伝わってきて、こっちも彼ら家族同様ヒリヒリし出す。しかし親の離婚に巻き込まれる子供がかわいそうだ。定期的に父親に合わなきゃいけない…

LBJ ケネディの意志を継いだ男

監督:ロブ・ライナー 悪くはないが、やはり地味。ケネディが光に対し、その後を継いだジョンソンはどうしても地味に見えてしまう。見た目もケネディの後じゃ損だよなあ。以前テレビ映画で「オール・ザ・ウェイ」というジョンソン物を観てたけど、あれもどこ…

ナミヤ雑貨店の奇蹟 -再生-

監督:ハン・ジェ 中国版リメイク。若干違うが、大体話は同じ。個人的には日本版の方が好きかな。こっちの方が短いからテンポはいい。ただその分やや深みがないし、端折ってる部分に説明不足を感じた。日本版先観た方がいいかも。西田敏行の役をジャッキー・…

汚れた女(マリア)

監督:瀬々敬久 うん悪くはない。脚本に井土紀州で観る気になった。低予算な中編ぐらいな内容で、人間の理屈ではない感情はよく出ていた。殺しにおいてもセックスにおいても。特別美人ってわけじゃないが、どこか普通さがエロい吉野晶と脇役中心なハゲ俳優、…

眠狂四郎 人肌蜘蛛

監督:安田公義 シリーズ第11作。変質的な姫から狙われるとか前にもあったような展開。11作目ともなれば、ややパターン化してきたのは否めない。従来よりも変態性が増した異色作であるが、そこまでハマらず。。。

生きてるだけで、愛。

監督:関根光才 なんかひりひりする。こういう女は嫌だが、ちょっと分からないでもない部分はある。他人に見透かされたくないという気持ちだ。でもそういうのを克服するのは結局仕事しかないのかなとも思う。他人との関わりしかないのだ。自分には関係ないと…

セントラル・インテリジェンス

監督:ローソン・マーシャル・サーバー まあよくあるバディ物。アクションコメディとしては平均的。終盤の同窓会のシーンがよかった。豪華なカメオ出演もお楽しみ。最後にはNG集もあるが、ドウェイン・ジョンソンとケヴィン・ハートの人柄がよく出てる。現場…

眠狂四郎 女地獄

監督:田中徳三 シリーズ第10作。イマイチ分かり辛い。まあ背景どうこうより、いつも以上に女に狙われるという趣向は面白かった。だから女地獄なのか。それとやはり伊藤雄之助は最高だった。あの存在感はさすがである。また田村高廣も意外によかった。絵に…

死霊館のシスター

監督:コリン・ハーディ 「死霊館」シリーズのスピンオフ。「死霊館」というブランドがなければ、ただの凡作。こけおどしのような演出ばかりで怖くない。もうこのシリーズ観なくていいかな。見習いシスターはヴェラ・ファーミガの実妹タイッサ・ファーミガだ…

クワイエット・プレイス

監督:ジョン・クラシンスキー モンスター映画としては優秀。設定自体はさほど新しくはない。極端な話、ゾンビ映画と大して変わらない。でも見せ方とか盛り上げ方は巧い。キャラの配置やテンポよく続く波状攻撃など結構研究や工夫が見られ、この緊張感の連続…

アメリカン・ソルジャー

監督:ジェイソン・ホール 戦争映画かと思ったら、帰還兵の話だった。どっかで観たことあるようなものではあるが、意外としっかりした内容だった。戦争は行って倒して終わりではない。帰ってきてからも終わらない人がいる。アメリカにはこの問題がずっとつき…

ウイスキーと2人の花嫁

監督:ギリーズ・マッキノン 第二次大戦時、スコットランドの小さな島で起きた実話ということだが、そこまでお話としては面白いものでもない。まあ島ののんびりした雰囲気はいいけど。しかしウイスキーが好きなのな国民性なんだね。。。

インサイド

監督:ミゲル・アンヘル・ビバス 「屋敷女」のリメイク。随分とマイルドになった。オリジナルを知ってると物足りない。面白さ、怖さ、鬼畜さ、役者、全てにおいてオリジナルより劣っている。オリジナルを観ればいい。ただし狂気は比較にならないレベルなので…