二つの祖国で 日系陸軍情報部

監督：すずきじゅんいち

日系アメリカ人たちから見た太平洋戦争を振り返るドキュメンタリー。こういう人達がいたんだという、知られざる歴史の一面が垣間見れた。同じ民族同士戦わなければならない不幸な時代と境遇。アメリカからは日本人、日本ではアメリカ人として扱われ、アイデンティティに苦しんだ。日本人に尋問されたりと、当時の日本兵はどんな気持ちだったのだろうか。まあ彼らの証言に、日系としての誇りや謝罪の思いが伝わった。悪いのは戦争なのだ。これは、歴史的資料としての価値もある。彼ら秘密情報機関ＭＩＳのおかげで、戦争の終結が早まったのであれば、日本人として彼らの功績をもっと知るべきなのではないか。