クリムゾン・キモノ

監督:サミュエル・フラー

サスペンス映画として観ると大した話ではないのだが、アメリカ社会の日系のアイデンティティや異人種の恋愛といった実は全く別のテーマが実はメインにあり、50年代頃のアメリカでの日本文化とか日本人としてなかなか興味深く観れた。また赤とんぼに郷愁を覚えるのは日本人だなとしみじみ思う。それと主役のジェームズ繁田は「ダイ・ハード」のタカギ社長ではないか。まあいろいろな意味で異質のノワールだった。