オブリビオン

監督:ジョセフ・コシンスキー

回想は「12モンキーズ」を何となく思い出し、話全体は「月に囚われた男」を連想するなど、過去のSF映画の面影が見える。まあ話は結構こねくり回されているが、SF好きには予想範囲内な話かも。世界観は好き。人のいなくなった地球の孤独感。作品全体を包む白のイメージ。乗り物やドローン、テッサといったメカデザインや美術などは良かった。また昔は嫌いだったが、トム・クルーズが歳を重ね、ようやくいい役者になってきた気がした。メリッサ・レオもいつもの性悪な演技が何気に利いている。