アカシアの通る道

監督:パブロ・ジョルジェッリ

トラック運ちゃんとシングルマザーのロードムービー。アルゼンチンの映画なんだけど、とにかく淡々として何も起こらない。ただ退屈かというと、これがなぜかそうでもない。やはりいっしょに旅する赤ちゃんの存在が大きく、子供がいるだけで映画は成立してしまうのだ。しかしホント大きなことは何も起こらない。だけど妙にしみじみとした味がある。主人公の態度が変わっていくのがよくわかる。カンヌ映画祭カメラドール作。