監督：堀江慶 「一週間フレンズ。」、「静かな雨」なんかの逆バージョン。自分の記憶が無くなるのではなく、周りが忘れていくというもの。これはあまりなかったパターン。恋人が、友人が、親が、どんどん自分を忘れていく。これは辛いねえ。村上虹郎、早見あ…

監督：エイドリアン・グランバーグ シリーズの第５弾。前作の「最後の戦場」はやっぱり最後じゃなかった。。。ただ年齢的にこれは本当のラストだろうな。もうやることないから無理やり戦争を作り出した感があった。しかしあの娘はかわいそう。映画がどれだけ…

監督：ギャヴィン・ロザリー 「エクス・マキナ」風。ロボット、ヤマナシと舞台や美術などは悪くない。ただ話がどうもちんたらしすぎて、イマイチ弾まない。そして内容の割には長い。回想の感じでちょっと嫌な予感はしたが、案の定オチも微妙。想定内で巧くな…

監督：ニック・ハム デロリアンなんて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぐらいしか知らなかったが、そもそも車の名前が生みの親であるジョン・デロリアンからだったなんて。そのデロリアンと隣人がこんな犯罪事件を巻き起こしていたとは。FBIとかも巻き込…

監督：ロビン・ビセル 学校の人種統合をめぐる実話を基にした話。いかにもな黒人の肝っ玉おばちゃん、タラジ・Ｐ・ヘンソンと白人至上主義顔（失礼）なサム・ロックウェルという堅実なキャスティング。対立するけど、最後は寝返る。最後は人の優しさなのかも…

監督：佐野隆史、うもとゆーじ、織笠晃彦、櫻井司 「PROJECT A」→「アニメミライ」→「あにめたまご」→そして今年から「あにめのたね」に名称変更したアニメーション人材育成プロジェクト。「DELIVER POLICE/西東京市デリバー警察隊」（IMAGICA）、「ハチミツ…

監督：片桐健滋 最悪の父親。しかしそれ以上にこの主人公が嫌だ。なんであんな糞みたいな彼氏と付き合ってるのか謎。虐待を受けた人が、大人になって虐待をする側になるというのを思い出した。悪い役者じゃないが、松本穂香と渋川清彦がどうも共感しづらい空…

監督：ツヴァ・ノヴォトニー 夫婦でも感謝しなければいけないということ。洗ったYシャツが当たり前のようにあるわけではないのだ。しかも旦那は浮気してる始末。こんな家はさっさと出て正解。中年おばさんの反逆が始まった。ただそこまで痛快さや感動はなか…

監督：大林宣彦 原作は赤川次郎。新・尾道三部作の第１作目だそうだ。これは大林宣彦じゃない方がよかったんじゃないの？って思ってしまった。もっとシンプルでいいのに、無駄に長かったり、過剰な特撮演出も作風に合ってないような。死んだ姉との姉妹愛もそ…

監督：細田守 「デジタルモンスター」の初の劇場版。正直全然興味ないけど、細田だから観てみた。内容的には序章も序章って感じで、20分しかないし、中身は薄い。タマゴ出てきて、モンスターが成長して、巨大化して、モンスター同士戦って終わり。とまあ大し…

監督：小中和哉 最初は設定等が滅茶苦茶で、なんじゃこりゃと思ったが、なんだかんだで辻褄を合わせて、このバカSFそんなに嫌いじゃない。ただSFやるには予算的にショボイし、ツッコミ所も多すぎる。そもそもなぜタイムトラベルできるのよ。まあそれを言いだ…

監督：リュック・ベッソン もっとつまんないかと思ったが、時系列をいじって単調さを回避してる。ただごちゃごちゃしすぎだし、正直主人公にそんなに魅力がない。女殺し屋はベッソンは定期的に撮ってるが、「レオン」を越えるものはもう無理かなあ。主役はい…

監督：デヴィッド・マーモー まあどっかで見たことあるような内容ではあるが、割と最後まで楽しめた。一応監禁物ってことなのか。こんな集団に捕まったらという恐怖は感じられた。オチは悪くないけど、もう少し怖い見せ方にできなかったのか。この手のB級物…

監督：ジェレミー・ギレスピー、スティーヴン・コスタンスキ 深夜の病院っていう舞台は好き。そこに集まった医者、警察、血だらけの男、その男を追う二人の男、カルト教団、そして怪物などいろんな者が集まったカオスな状態に期待するものはあった。しかしそ…

監督：中村幻児 原作筒井康隆。いやあこれは怪作。こんなぶっ飛んだ日本映画があったんだね。女優さんたちが結構脱いでるのに驚き。秋吉久美子も池波志乃も脱いでて素晴らしい。渡辺えり子もこの頃はまだやせていた。泉谷しげるが何気によかった。まあとにか…

監督：コゴナダ アメリカのインディアナ州コロンバスが舞台。まさに街が主役って感じであり、建築映画でもあった。そこに並ぶ建物は確かに魅力的であった。アジア系と白人の組み合わせも悪くなかった。特にヘイリー・ルー・リチャードソンがキュートだった。…

監督：山際永三 ダンスや音楽に熱狂して、ハメを外す若者たち。60年代の空気感は伝わった。そしてちょっとヌーヴェルバーグっぽさもあった。いろんな死体が出てくるのだが、そのどこかリアルであからさまな表現が印象に残った。海とかボートのシーンはどこか…

監督：ザザ・ウルシャゼ 今日も世界のどこかで戦争が起きている。この映画の背景もよく分からない。旧ソ連のジョージア（グルジア）もよく知らない。でも敵対する２人の負傷兵がひとつの屋根の下で、中立な主人公が看護することになり、そこから戦争の虚しさ…

監督：アラン・コルノー 中々面白い構成。主人公の刑事の恋人が殺されるんだけど、その恋人は上司の警察署長の愛人でもあり、殺したのは署長。しかし証拠が次々と主人公が犯人と示している。主人公は真犯人を探そうとするし、殺した署長は主人公に罪をなすり…

監督：アグニェシュカ・ホランド 悪くはない。ただちょっとサスペンスとしては弱い。スターリン政権下のウクライナ事情が知れたのはよかった。スパイ映画風なものを期待してたので、途中のウクライナ飢餓でややトーンが変わり、思っていたものと違ったが、ま…

監督：山口和彦 千葉真一がやりそうなアクションを倉田保昭がやっている感じ。千葉ちゃん同様、大袈裟なアクションでまあこれはこれで面白い。そして何といってもこの映画一番の見所は倉田と本物のベンガル虎との格闘。これはガチで凄い。どうやって撮影した…

監督：アリステア・バンクス・グリフィン いやーこれは酷い。時間の無駄。いろいろと思わせぶりな割には何もないというスカしっぷり。なぜ出たナオミ・ワッツ。こんな酷いものに出るぐらい落ちぶれたのか。つーか知らなければナオミ・ワッツと気付かないぐら…

監督：ヨアキム・ ヘデーン 北欧海底サスペンス。ダイビングにいった姉妹だが、妹が岩に挟まるトラブルに遭遇するサバイバル。ほぼ二人だけの海底脱出奮闘記。まあ普通かなあ。同じ北欧のマッツ・ミケルセンの「残された者」の海底版みたいな感じで、北欧は…

監督：デオン・テイラー 女性黒人警官。この前観たメアリー・Ｊ・ブライジの「ボディカメラ」にちょっと似てる。あっちはホラーに対し、こっちはアクションサスペンスだけど。警察、ギャング両方に狙われながら、夜の街を逃げ回る。まあそこまで大したもんで…

監督：狩山俊輔 タイトル通り青くて痛くてもろい。痛々しい青春。なんかいろいろな感情が交錯した。恨み、嫉妬、憧れ、愛がぐちゃぐちゃになって、情けないやら、悔しいやら、かわいそうやら、ダサいやら、それでもどこか憎めないやら。主人公の痛さが分から…

監督：宇賀那健一 バカバカしいヒーロー物と童貞物をくっつけたコメディ。作り手がやりたい放題やって滅茶苦茶ではあるが、潔いともいえる。キャストもいろいろと香ばしい。前野朋哉はいかにもな童貞役。芹澤興人との組み合わせはまあまあ面白かった。佐野ひ…