青くて痛くて脆い

監督:狩山俊輔

タイトル通り青くて痛くてもろい。痛々しい青春。なんかいろいろな感情が交錯した。恨み、嫉妬、憧れ、愛がぐちゃぐちゃになって、情けないやら、悔しいやら、かわいそうやら、ダサいやら、それでもどこか憎めないやら。主人公の痛さが分からないではない。結局リア充への憧れ、羨ましかったのだろう。こっち側だと思っていた人間が意外と向こう側だったという置いてけぼり感。吉沢亮はぼっちの方が合う。岡山天音のような役者は必要。そして杉咲花は凄い。3年後登場のあのリア充感。女は強い。そして男はうじうじしてる。終盤の二人の対峙シーンが素晴らしい。感情のぶつけ合いに引き込まれた。なりたい自分になるのは難しい。何か新しいタイプの映画を観れた気がした。ちょいおまけ。