2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

セント・アイブス

監督:J・リー・トンプソンチャールズ・ブロンソン、そしてラロ・シフリンの音楽に時代を感じさせる。小粋なクライム映画で、多くを語らず言い訳しないブロンソンが相変わらず渋かったり、それなりのオチがあったりとまあまあ楽しめた。ただ犯人やら黒幕や…

ルイスと未来泥棒

監督:スティーヴン・J・アンダーソン悪い出来ではないし、こういうタイムマシン物は好きなのだが、作品としてのインパクトは小さく印象は薄いかも。ただキャラクターたちは温みがあるし、タイムトラベル物の楽しみである過去を変えた時の未来への影響など…

厨房で逢いましょう

監督:ミヒャエル・ホーフマン性に溺れるというのはあるが、食に溺れるという食欲というものを映画にした、なかなか面白い着想の映画である。この食という行為により、デブシェフと人妻が奇妙な友情関係を結ぶわけだが、この何だかよく分からない関係が後に…

ブッシュ

監督:オリヴァー・ストーンブッシュにはあまり興味はないが、オリバー・ストーンがブッシュをどれだけ叩くのかに興味あったが、現役大統領に気を使ったか、意外とおとなしい。個人的にブッシュは好きではないが、この映画を観ると、父親に認められたかった…

ガチ☆ボーイ

監督:小泉徳宏プロレスギャグ映画だと思っていたら、意外とシリアスな展開になって意表つかれた。「50回目のファースト・キス」のプロレス版といった感じで、着想は悪くない。プロレスへの熱い思いは伝わったし、細かいギャグもまあまあ楽しい。佐藤隆太…

エグジット・スピード

監督:スコット・ジールまさに深夜映画に相応しいB級アクションで、掘り出し物とまではいかないがまあまあ楽しめた。バスに乗り合わせた人たちと暴走族の対決という、よく考えると無理やり感がすごい。主役だと思っていた奴がいきなり殺されるとか結構工夫…

闇の子供たち

監督:阪本順治タイでの幼児売春や臓器密売といった問題に切り込み、映画化した勇気は買うし、こういうあまり知られていない現状を問題提起することの役割は大きいとは思うが、どこか他人事のように感じてしまった。こういう問題は個人でどうこうしても何も…

BOY A

監督:ジョン・クローリー真保裕一の「繋がれた明日」のような話。人殺しの加害者が社会復帰できるのかという非常に難しいテーマをじっくりと描いていて、とても見応えのあるドラマになっている。主人公の苦しみは十分理解できるが、あくまでも主人公の立場…

カーズ

監督:ジョン・ラセターピクサー制作らしい無難にまとまった良質アニメ。なんかいい子ちゃんすぎて物足りない気がしないでもないが、まあピクサーは安心ブランドです。カーレースの映画だと思っていたが、話は田舎で自分を見つめ直すというよくある設定で、…

エクスマキナ

監督:荒牧伸志個人的に「アップルシード」は好きだったので、この映画もイケるっていうか前作よりもいい。3Dライブアニメという手法も好き嫌い分かれそうだが、今回は慣れたのかすごく良かった気がする。ジョン・ウープロデュースを全面に出しているが、…

BUG/バグ

監督:ウィリアム・フリードキンなるほどこれでマイケル・シャノンは注目されたのか。相当な怪演で虫に体を侵食された異常者という変な役。アシュレイ・ジャッドも次第に精神がおかしくなる女をこちらも熱演していて、つまらなくはないが、何か話に広がりが…

ヴィドック

監督:ピトフこの映像はどこかで観たことあるなあと思ったら、監督のピトフは「ロスト・チルドレン」や「エイリアン4」などのジャン=ピエール・ジュネ映画のヴィジュアル・エフェクトを担当していたということで納得。しかもキャラクターデザインはマルク…

インクレディブル・ハルク

監督:ルイ・レテリエアン・リー版は超つまんなかったけど、これは予想以上によかった。やっぱりエドワード・ノートンは素晴らしい役者だということを再認識したし、そしてフランスから監督を連れてきたのも間違っていなかったようだ。まず序盤、ブラジルロ…