ブッシュ

監督:オリヴァー・ストーン

ブッシュにはあまり興味はないが、オリバー・ストーンがブッシュをどれだけ叩くのかに興味あったが、現役大統領に気を使ったか、意外とおとなしい。個人的にブッシュは好きではないが、この映画を観ると、父親に認められたかった男という側面が見られ、多少同情的に描かれている。またイラク大量破壊兵器が見つからなかった事に対しても、確かにアメリカは間違いを犯した。しかし大統領がいつも正しい選択が出来るとは限らないし、大統領でさえも大きな組織を制御することは難しく、その時その時の決断というのは、世論であったり時代の空気に流されてしまうのだ。後からみれば、あれは間違いだったというのは簡単だが、実際はそんな単純なものではないという事を少なからずこの映画から感じた。