監督：ピトフ
この映像はどこかで観たことあるなあと思ったら、監督のピトフは「ロスト・チルドレン」や「エイリアン４」などのジャン＝ピエール・ジュネ映画のヴィジュアル・エフェクトを担当していたということで納得。しかもキャラクターデザインはマルク・キャロということで、もうほとんどジュネ映画です。見かけのヴィジュアルだけで小難しいフランス映画と思っていたが、ちゃんとミステリーしていて意外に楽しめた。作家パートとヴィドックの回想パートで、ヴィドックの死の真相に迫る構成もよく、犯人も意外性があり悪くない。ただこの犯人にしたことにより、多少腑に落ちない部分もあるが、まあゴシックミステリーとしての雰囲気は十分出ていたと思う。
