三度目の殺人

監督:是枝裕和

是枝が法廷とかサスペンスというのが意外で、ちょっと黒沢清韓国映画を思わせる部分もあった。二転三転させ、のらりくらりと煙に巻くが、結局この監督は社会派だったということ。そもそもミステリーなどには興味はなく、恐らく司法制度、もっと言えば人が人を裁くことの矛盾を言いたかったのではないか。役所広司はさすが。らしさを消した福山雅治が意外に良かった。