インクレディブル・ハルク

監督:ルイ・レテリエ

アン・リー版は超つまんなかったけど、これは予想以上によかった。やっぱりエドワード・ノートンは素晴らしい役者だということを再認識したし、そしてフランスから監督を連れてきたのも間違っていなかったようだ。まず序盤、ブラジルロケが大きく活きた。スラム街のような街での追っかけっこが、独特の地形の中繰り広げられ、アクション部分は結構いい。またハルクとリブ・タイラーの関係が、キングコングナオミ・ワッツのそれに似ている気がした。最終的には都会に出てくるところも何となく似ているて、キングコングとの類似性を感じた。どうしても終盤はCG中心の派手なハリウッド映画になってしまったのは残念だったが、アメコミ物では十分出来がいいと言える。