ゴジラ-1.0

監督:山崎貴

正直不満が多い。まずリアリティがない。リアリティというのは内容どうこうでなく、戦後の雰囲気を感じなかった。現代劇のようだった。街の空気や言葉使いなど戦後ではなかった。それと神木がミスキャストに思えた。こんなに下手だったっけと思えるぐらいおかしな演技してた。でもこれはすべて監督の責任である。ドラマ部分の脚本や演出にどうも違和感ばかりでこりゃ駄目かなと思った。しかしである。ラストのゴジラとの決戦これがよかった。特撮も頑張っていた。音楽も素晴らしい。特攻という設定とかも上手く活きて、最後の最後で挽回した。役者では吉岡秀隆佐々木蔵之介が好演。山崎貴は脚本は共同でやった方がいい。VFXは日本最高峰だとは思うけど。まあなんつーか終わり良ければ総て良しで、アクションの熱さがドラマ部分の不満を吹き飛ばした。