2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

犬鳴村

監督:清水崇 うーん平凡。なにか新しさを期待したんだけど、いつものJホラーって感じで特に目立ったものもなかった。怖さも足りない。キャストも無名な若手ばかりで弱い。高嶋政伸は存在感あったけど。。。

やっぱり契約破棄していいですか!?

監督:トム・エドマンズ 自殺願望の作家が、殺し屋に自分の殺しの契約を結ぶが、その後女性と恋に落ち、殺しを中止しようと奔走する話。まあありがちな話であるが、この手の話は嫌いじゃない。ただもうひとつ決め手がない。トム・ウィルキンソンってのもあり…

太陽の中の対決

監督:マーティン・リット 原作エルモア・レナード。中盤までは盛り上がりに欠く西部劇。だが途中から動き出す。インディアンに育てられた白人の葛藤が中心。若干違和感のある役ではあったが、寡黙なポール・ニューマンがいい味。そして終盤の立てこもるシチ…

永遠に僕のもの

監督:ルイス・オルテガ 天使の容姿に悪魔の心。70年代にアルゼンチンで実際にあった連続殺人事件をモチーフにしてる。時代の雰囲気と音楽がいい。アルゼンチンだからか殺人といっても暗いものでなく、どこか明るいのがお国柄を感じる。

FLOWERS フラワーズ

監督:小泉徳宏 あまり話は巧くない。昭和初期から現代までのそれぞれの時代を生きた女たちの繋がりを、もう少し面白くできたんじゃないと思ってしまう。役者は豪華でよかったんだけど。ただ昭和のような映像が凄くいい。昔の小津とかの映画を再現してるよう…

ボーダー 二つの世界

監督:アリ・アッバシ 確かに初っ端から気味悪さがあった。税関で鼻をクンクンさせる主人公。容姿から異様な気配が伝わり、話は斜め上な方向に進んでいく。原作は「ぼくのエリ」の人ということで、異形な者たちへの物語など共通点はあった。世の中には本当に…

わたしは光をにぎっている

監督:中川龍太郎 田舎の美しい自然の風景と滅びゆく東京の下町の風景。町が主役なのかな。特になんてことない田舎から来た少女が、下町を彷徨うだけの話。でもここにも生活がある。寂れてるんだけど、これがなんか懐かしさと悲しさが同居していて、なんとも…

鈴木家の嘘

監督:野尻克己 ひきこもりや現代社会の生き辛さなど現実の厳しさを感じる。そしてこの手の日本映画が多い。風俗やアルゼンチンなどを笑いで包み、家族の不幸と愛を見つめる。中々の家族映画ではあったが、このジャンルにしてはちょっと長い。まあ退屈じゃな…

カーライル ニューヨークが恋したホテル

監督:マシュー・ミーレー ニューヨークのホテル“ザ・カーライル”のことは知らなかった。まあセレブ御用達のようなホテルなので、庶民にはあまり関係ないかな。。。その伝統と歴史に迫ったドキュメンタリー。ジョージ・クルーニーなどたくさんの豪華なセレブ…

家光と彦左と一心太助

監督:沢島忠 時代劇でもよくある替え玉物。一心太助シリーズの第四作らしいが、前三作観てなくても、これは番外編らしいので問題なし。徳川家光と瓜二つの魚屋の太助が入れ替わる。まあ影武者だな。そこで巻き起こるコメディと人情ドラマ。何といっても一人…

ボクの女に手を出すな

監督:中原俊 キョンキョンと石橋凌のラブストーリーかと思ったら、キョンキョンとガキの話だった。80年代のアイドル映画だけど、キョンキョンはいかにもなアイドルとはちょっと違う。かわいいけど、尖がっているのだ。そこが確かに魅力的ではあった。そして…

EXIT

監督:イ・サングン エンターテイメントとしては、これでいいのかもしれないが、さすがにリアリティが無さ過ぎる。中盤までは手に汗握るものはあった。しかし後半から、あまりの無理の多さに白けてしまった。なんで終盤ビルが繋がってるのか意味不明。次から…

刺青

監督:増村保造 原作谷崎潤一郎。現代劇に翻案された84年の「刺青 IREZUMI」を観てたけど、あれも勝手に刺青を彫られてたけど、こっちも当然勝手に彫られていた。そもそものこの行動が狂ってる。その彫られた女郎蜘蛛が、まるで男達に復讐するかのように男達…

きっと、いい日が待っている

監督:イェスパ・W・ネルスン 60年代、デンマークの児童養護施設での実話を基にした悲劇。まさに刑務所。養護施設なのに、そこで起こっていることは暴力、虐待の大人の刑務所と何ら変わりがない。そこで必死に生きる兄弟のたくましさに泣ける。この兄弟の演…

さよなら、僕のマンハッタン

監督:マーク・ウェブ もっとライトな話かと思ったら、意外と複雑な話だった。音楽やニューヨークの切り取り方にマーク・ウェブのセンスを感じる。若いキャストにベテランの融合で、味のあるアンサンブルに仕上げた。主人公は平凡な人生というが、彼のやって…

フレンズ/ポールとミシェル

監督:ルイス・ギルバート 14,15の少年少女が駆け落ちして出産。当時としては衝撃的な映画だろう。まあ今でも相当衝撃だけど。甘酸っぱさやエルトン・ジョンの音楽など、70年代の空気感が伝わった。だけど正直それほど共感できなかった。もっと若い頃観…

ネメシス

監督:アルバート・ピュン 眠かったせいか、前半の話はまったく入ってこなかった。とはいえアクションが結構凄いのには驚いた。恐らく低予算なんだろうが、現代のCGには頼らないガチな90年代アクションは必見。特に床をぶち抜いて下の階に下りていくとこと…

IDOL-あゝ無情-

監督:岩淵弘樹 WACKのアイドル・オーディション合宿ドキュメンタリー第2弾。相変わらずいじめてるねえ。前作「世界でいちばん悲しいオーディション」に比べると、エンタメ性はない。それよりも感情的で、観ていて辛いものがあった。そもそものオーディショ…

世界でいちばん悲しいオーディション

監督:岩淵弘樹 アイドルのオーディション合宿に密着したドキュメンタリー。いやあなんか変なもん観た。このBiSHとか全然知らないアイドルだけど、確かにガチな面白さはあった。なんとなくASAYANを思い出した。でも激辛ソース食べたらポイントとか意味不明。…

犯す女 ~愚者の群れ~

監督:城定秀夫 意外と面白かった。安定の城定ピンク映画。まあ浜崎真緒みたいな女が転がりこんできたら、ああなっちゃうのも分かる。殺人犯だけど。。。最後はみんな死んで、あの世で再会。このバカっぽさは好き。

メランコリック

監督:田中征爾 なんか思ってた感じと違った。もっとサスペンスでホラーな映画かと思っていた。一応コメディなのかなあ。銭湯での死体処理なんだけど、どこか冷めていて、日常の延長線上にある不条理感。掴み所のない作風で、怖がらせる感じでもなく、かとい…

サイレン

監督:三宅伸行 16分の短編。正直たいしたもんではない。でもこの短さで伝えたいことはよく分かった。日本人と外国人、二人が互いに誤解する話。日本に限らないが、こういう偏見や誤解はあるあるなネタではないか。悪気はないが、言語が伝わらない、もしくは…

五泊六日

監督:渡辺祐介 60年代の中々洒落たラブコメ。結婚を約束したカップルが破局し、お互い別の相手との新婚旅行中に同じツアーで再会してしまうというやつ。この時代にこんなラブコメがあったなんて。まあ通常なら元の鞘に収まるのがパターンだが、これはそうな…

キラーソファ

監督:バーニー・ラオ バカ映画。だけどねえ、なんか憎めないんだよねえ。ソファが人を襲うというバカバカしいホラーなんだけど、それがどこかシュールで笑える。でもちょっと不気味さもある。なんかNHKのどーもくんみたいで、キモカワイイというかなんとい…

滝を見にいく

監督:沖田修一 おばちゃん滝にいく。ほんとそれだけ。一応遭難するんだけど、ほのぼのした作風。7人の女性は全員素人だとか。確かにプロだとちょっとやり辛いかな。「恋の奴隷」歌うとこは好き。まあ悪い作品ではないけど、ちと地味すぎるかな。。。

ライリー・ノース 復讐の女神

監督:ピエール・モレル いやあ面白かった。普通の主婦が、旦那と娘を麻薬組織に殺され、数年後パワーアップして血祭りに上げていくというシンプルな復讐劇。単純で痛快なのが気持ちいい。さすが「96時間」のピエール・モレル、アクションに安定感あり。「…

COMPLY+-ANCE

監督:飯塚貴士、岩切一空、齊藤工 これオムニバスだったんだ。“コンプライアンス”をテーマにしてるらしいけど、正直なんか寒かった。人形アニメも痛々しい。斉藤の作品は、映画というよりコント。いくらなんでも、こんなバカなテレビ関係者はいない。嫌がら…

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

監督:まんきゅう 「すみっコぐらし」のことはよく知らないが、なんとなく観てみた。愛らしいキャラクターで、ほんわかのほほんアニメ。まあ子供向けだけど、優しい作品。でも普通かなと思っていたら、終盤は結構よかった。小さい子供にはいい教育になると思…

影踏み

監督:篠原哲雄 原作横山秀夫。一卵性双生児って時点で、何かあることが予想できてしまい、早い段階でネタが分かってしまった。またそもそもの事件が小粒で、かつ分かり辛い。双子多すぎ問題で、話が取っ散らかってる印象。煮え切らないミステリーだった。。…

想影

監督:加藤慶吾 30分の短編。なんてことない青春の1ページ。好きだけど言えないもどかしさが伝わる。誰でも経験あるのではないか。リンゴの皮むきと高杉真宙の透明感。松原菜野花かわいい。ちょいおまけ。