太陽の中の対決

監督:マーティン・リット

原作エルモア・レナード。中盤までは盛り上がりに欠く西部劇。だが途中から動き出す。インディアンに育てられた白人の葛藤が中心。若干違和感のある役ではあったが、寡黙なポール・ニューマンがいい味。そして終盤の立てこもるシチュエーションがいい。助けるのか無視するのか、この辺の決断が迫られる心理戦も見物。ラストは結構衝撃。正義があだとなる悲しい結末。でもこの非情さがいいのだ。