わたしは光をにぎっている

監督:中川龍太郎

田舎の美しい自然の風景と滅びゆく東京の下町の風景。町が主役なのかな。特になんてことない田舎から来た少女が、下町を彷徨うだけの話。でもここにも生活がある。寂れてるんだけど、これがなんか懐かしさと悲しさが同居していて、なんとも言えない気持ちになる。古いものはなくなり、新しいものに変わる。そこからまた新しい何かが生まれる。そうやって人も町も生きている。劇中の詩もなんか心に沁み渡った。