2011-01-01から1年間の記事一覧

エリート・スクワッド

監督:ジョゼ・パヂーリャ特殊部隊版「シティオブゴッド」って感じで、日常に普通に拳銃があるというブラジルという国の恐ろしさが垣間見れる。テンションは常に高いのだが、前半は少々退屈に感じた。しかし仲間が殺されてからは、ようやく加速しだし、麻薬…

クレイジーズ

監督:ブレック・アイズナージョージ・A・ロメロの映画のリメイクだそうだが、オリジナルは観たことない。まあクレイジーズと名前は変えているが、要はゾンビである。つまらないことはないが、結局ゾンビに追いかけられ、逃げて、追いかけられ、逃げるの繰…

マネーボール

監督:ベネット・ミラー野球映画に哀愁を漂わせる作りがいい。理論や数字の羅列などにより、映画として難しい題材を上手く見せていて、選手間の移動はまさに株の売買のようである。GMなんて何やってる仕事かさっぱりだったが、何か監督より力があるんだね…

ノルウェイの森

監督:トラン・アン・ユン原作は読んでないし、村上春樹の小説も読んだことないので、どの辺が春樹的なのかは分からないが、学生運動があった頃のもんもんとした雰囲気、そして映像の美しさと音楽がトラン・アン・ユンの美意識と重なり、大変面白く観れた。…

愛しのべス・クーパー

監督:クリス・コロンバスクリス・コロンバスが初期の頃撮ってたような映画を、改めて今撮ったことへの興味で観てみた。こういうアメリカの学園映画って昔からあって、どこかジョンヒューズ映画の匂いがして好きなんだよな。「ヒーローズ」のヘイデン・パネ…

地上5センチの恋心

監督:エリック・=エマニュエル・シュミットオバサン版「アメリ」。説明はこれだけで十分で、「アメリ」に乗れた人なら、それなりに楽しめるかも。ただ「アメリ」のほうが、もっと想像力豊かで映像も凝っていたが、このオバちゃんは宙に浮くぐらいか。フラ…

アラフォー女子のベイビー・プラン

監督:ジョシュ・ゴードン、ウィル・スペックこじんまりとした、やや味気のないコメディではあるが、出来自体は悪くない。妊娠話だと思ったけど、親子の映画であり、終盤はそれなりにしみじみとさせてくれる。役者陣も結構豪華だし、ジェイソン・ベイトマン…

奇人たちの晩餐会 USA

監督:ジェイ・ローチフランス映画のリメイク。まあまあ面白くなるかなと思ったけど、終わってみれば、オリジナルの方が全然上。なんか設定も大分変ってしまっているし、やっぱりアメリカの笑いとおフランスの笑いでは全然違う。しかしいくら友情路線に持っ…

ミッドナイト・ミート・トレイン

監督:北村龍平監督が北村龍平という時点で全く期待しないで観たのだが、これが思った以上にちゃんと出来ている。そして今じゃあA級スターといってもいいブラッドリー・クーパーが主役って、なんか儲けもん。どうせストーリーは破たんしているんだろうと観…

シングルマン

監督:トム・フォードいかにもファッションデザイナーが作ったような画で、映像やカメラワークは中々いいと思う。ただこういう独特の美意識というか、ようはゲイの映画ってどうも苦手だ。核心的に撮るのではなく、隠れゲイであることを押し殺した姿は監督自…

SPACE BATTLESHIP ヤマト

監督:山崎貴ボロクソ言われていたので、どんだけ酷いかと思ったらアレ?そんなに悪くないぞ。日本版「アルマゲドン」といった感じで、まあこんなもんでしょう。役者では西田敏行、マイコあたりは良かった。しかし森雪ってあんなキャラだったっけ。CGはま…

ミルドレッド・ピアース

監督:マイケル・カーティスジェームズ・M・ケイン、白黒映像、殺人、フィルムノワールとしての出だしは大いに期待させる。しかしそこから長い長い回想が始まる。数年前から遡る回想で、母親の苦労話は悪くはないが、ちょっと引っ張りすぎな気もした。しか…

ザ・ロード

監督:ジョン・ヒルコート終末世界を父と子が生き抜くために南を目指す。言ってしまえばそれだけの映画である。地味で暗く、よくある終末映画の域を出ていないが、シンプルな作りは変にメッセージ臭くなく悪い映画ではない。観ている間なんか子連れ狼を連想…

ミッション:8ミニッツ

監督:ダンカン・ジョーンズ「月に囚われた男」が最高のSF映画だったので、期待して観たんだけど、うーんちょっと期待しすぎたかな。やってることは「トゥルーコーリング」とさほど変わらないので、正直新しさに欠ける。同じことを繰り返すタイムトラベル…

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

監督:マイク・ニューウェルシリーズの第4作目。うーん余り中身が無かった気がする。学校対抗試合がメインなんだけど、これ自体が面白くないないので眠くなった。後半ヴォルデモートの復活で盛り返したけど、全体的には印象が薄い。相変わらずの英国俳優総…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

監督:デヴィッド・イェーツシリーズの第5作目。さすがにマンネリ化してきたし、結局何も進んでいない。えーとどんな話だったっけ。“ダンブルドア軍団”を結成してヴォルデモートと対決するけど、次回に持ち越しで終わり。イメルダ・スタウントンのうざいオ…

ハリー・ポッターと謎のプリンス

監督:デヴィッド・イェーツシリーズの第6作目。物語もいよいよ終盤。シリーズでは「アズカバン」に次ぐ面白さ。主人公3人の恋愛話を入れつつ、ヴォルデモートがダークサイドに落ちる過程である、スラグホーンとトム・リドルの間にどんな会話が交わされた…

デート&ナイト

監督:ショーン・レヴィ終わってみれば、平凡な夫婦がちょっとした行き違いで、犯罪に巻き込まれるという、よくあるパターン映画の域は出なかったが、それでも豪華なゲストスターだらけとテンポのある短い時間ということもあり、普通に楽しめるものには仕上…

海角七号/君想う、国境の南

監督:ウェイ・ダーション台湾で大ヒットしたそうだが、正直ヒットするような要素が見当たらないんだけど。。。まあお国の違いということなのかな。昔のラブレターと現代劇の結びつきが弱いし、最初の1時間ぐらいは、この映画の目的が見えずダラダラしすぎ…

デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜

監督:トッド・フィリップス「ハングオーバー!」のトッド・フィリップス監督とザック・ガリフィナーキスが再びコンビを組んだが、正直「ハングオーバー!」ほどの爆発力はない。それでもなんだかんだで、それなりのロードムービーにはなっているので、退屈…

ハリー・ポッターと賢者の石

監督:クリス・コロンバスシリーズ1作目。これだけは昔観たけど、シリーズ全部制覇するために改めて観てみる。いろいろ詰め込むのに大変だったろうけど、それなりにまとまっているので退屈はしなかった。基本的にはシリーズ通して両親を殺した犯人への対決…

ハリー・ポッターと秘密の部屋

監督:クリス・コロンバスシリーズ2作目。英国実力俳優総出演がこのシリーズの一番の見所かもしれない。今回はケネス・ブラナーやジェイソン・アイザックスが登場し、子供達をサポート。まあそれほど内容がある話ではなかったが、クリス・コロンバスの安定…

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

監督:アルフォンソ・キュアロンシリーズ3作目。監督はA・キュアロンに交代。3作観た中で一番出来がいい。何か変身キャラが多く、一瞬「トワイライト」かと思わせ、イヤな予感はしたが、今回はさらに時間を遡るという荒技を使い、これが上手くいったのは…

ラッキーナンバー7

監督:ポール・マクギガン途中ウトウトしてしまい、話にあまりついていけなかったので、正直オチもよく分からなかったが、それでもドンデン返しというほどのものではない。しかしこの程度の脚本によくこれだけのキャストが揃ったなあ。逆に豪華キャストゆえ…

ニューヨーク、狼たちの野望

監督:ジェームズ・デモナコこの手の交差する群像劇は好みではあるが、いまひとつパンチがない。イーサン・ホークもぱっとしなくなっちゃったなあ。シーモア・カッセルの存在が唯一の見所で、最後の最後で場をさらった。ニューヨークにもこんな辺ぴな場所が…

赤毛のアン

監督:ケヴィン・サリヴァン昔観たことあったけど、妙にまた観たくなった。典型的なオテンバのトラブルメーカー映画だが、その愛すべきキャラクターたちやプリンスエドワード島の風景、世界観が懐かしく、作り手の愛情が伝わった気がする。そして何といって…

ふたつの過去を持つ男

監督:アンソニー・ヒコックスアーマンド・アサンテが主役という時点で、B級の匂いが。しかも監督はA・ヒコックスなので、それなりに面白い。顔を変え、別の人物になりすますというありがちな展開ではあるが、話がコロコロと転がりジェットコースター的な…

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

監督:ルパート・ワイアット驚異的なCG技術とスピーディなアクションで一気に見せる。なぜ猿の惑星になってしまったのかという、時系列では1作目より前の話なので、自由の女神、スペースシャトル、コーネリアスなど1作目に繋がる伏線が楽しい。猿によっ…

最後の忠臣蔵

監督:杉田成道忠臣蔵という時点で堅苦しい時代劇かなと期待してはいなかったのだが、これが素晴らしい時代劇で見応えがあった。可音の恋と赤穂浪士で生かされた男二人の物語は、その忠誠心、使命感など武士の生き様が映し出されている。名誉の死ができず、…

NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち

監督:ファビアン・ビエリンスキーハリウッドリメイク版の「クリミナル」を先に観ていたので、ほぼ同じ内容のため驚きがあまりなかったというのが正直なとこ。前半のテンポいい詐欺テクニックは面白かったんだけど、肝心のメインの騙しがイマイチ分かりずら…