落第はしたけれど

監督:小津安二郎

カンニングなどのドタバタな前半はあまり好きじゃない。後半は仲間が全員卒業するも一人だけ落第というちょっと悲しい展開。だが前半よりも人情的でよかった。仲間の一人が「ラクダイ」を偉いことと子供に教え、その子供が落第した主人公に将来ラクダイになると言うシーンが笑えた。この辺のユーモアが小津らしい。ラストの変なダンスも印象的。この時代も就職難だったのかねえ。。。