13号待避線より その護送車を狙え

監督:鈴木清順

どうも話の流れが分かり辛い。つまらなくはないのだが、テンポが悪いのか、どうにも盛り上がってこない。とまあ話的には普通なんだけど、面白いシーンがある。タンクローリーで油を垂れ流し走らせて、後から火をつけて、火がタンクローリーを追っていくとこ。ギリギリ逃げるわけだが、面白い演出だ。そしてラストの列車と線路での銃撃戦。いかにもフィルムノワール的な舞台を用意して、モノクロの映像と相まって、いいシーンを作り上げた。アキバの親分の正体と顛末も悪くない。