街の野獣

監督:ジュールス・ダッシン

これぞフィルムノワール。傑作です。ケチな詐欺師リチャード・ウィドマークが口八丁手八丁で、一攫千金を狙うが、あと一歩のところで。。。強面イメージのあるウィドマークのヘタレっぷりが素晴らしい。ハーバート・ロムのボス顔もいい。またグレゴリウスの老いた肉体に味があり、終盤のプロレスシーンは、かなり見応えがあった。夜中に逃げ回る姿こそフィルムノワールであり、モノクロ映像も美しい。デニーロのリメイク版は観たことないので、今度観てみたい。