鉄のカーテン

監督:ウィリアム・A・ウェルマン

スパイ映画の面白さというと、潜入することへのサスペンスを期待してしまうが、残念ながらその辺は弱い。結局、スパイ映画というよりは、反共産主義を謳ったプロバガンダ映画といった方がいいかも。ロシアを裏切り亡命するわけだが、その過程が唐突すぎて、いまいちストーリーに入り込めない。またジーン・ティアニーが普通の妻には綺麗すぎて、現実味が薄い。