白い牛のバラッド

監督:ベタシュ・サナイハ、マリヤム・モガッダム

この映画、観る前は山の牛飼いかなんかの映画だと勝手に思い込んでいたが、全然違った。夫が殺人で死刑になるから始まり、この未亡人の生活を描いた映画と思いきや、真相を小出しにしてくる。夫が実は冤罪であったり、夫の友人らしき男との出会いだったり。この事実を小出しにしていく感が、新たな驚きを生み、最終的にはトンデモない真相を知る。この意味不明なタイトルも最後に分かる。このタイトルがいい。そして主演女優の演技も素晴らしかった。