驟雨

監督:成瀬巳喜男

50年代当時の生活やサラリーマンの悲哀、夫婦生活の倦怠感、なにか観ていて楽しいものではない。正直大きなことはなにも起きない。この辺が観ていて退屈になりそうだが、会話や香川京子の美しさでどうにか場は持っている。現実的すぎて希望のない映画だが、ラストの紙風船に少しだけ明るさが見えた。このラストシーンが好き。