遺体 明日への十日間

監督:君塚良一

震災という敏感なテーマだし、遺体ばかりでとても気が滅入る映画である。でも監督は奇をてらわず、ただただ真摯な姿勢で取り組んだ結果、とても考えさせられ、真っすぐな作品となった。こういう映画を作った意義はとても大きいし、君塚良一へのイメージが大分変ったなあ。震災後、多くの遺体はどうなったのか。あまり考えたこと無かったが、こういう見えずらい作業に光を当て、震災の恐ろしさ、悲惨さを知り、より多くの日本人に観てほしいと思った。観てる間、何度も涙があふれてきた。