蛇の穴

監督:アナトール・リトヴァク

先日観た「追想」のアナトール・リトヴァク監督作。この監督のことは全然知らなかったが、なかなかいいね。もっと他の作品も観たくなった。。。話の内容は精神異常になった女性が精神病院で入院する話。60年も前にこんな精神異常を扱った映画が作られたのが驚きだ。主人公の精神がおかしくなった原因を探っていく構成がよく、編集もなかなかいい。ただもっとその辺のミステリーを強調してくれれば尚良かったんだけど。役者ではオリヴィア・デ・ハヴィランドが熱演。理解ある医師のレオ・ゲンも好演。ラストのドヴォルザークの「家路」の合唱が印象に残った。