街のあかり

監督:アキ・カウリスマキ

かなりストーリーに重きを置いていて、その辺はいつものカウリスマキっぽくないが、説明的な所が一切無いとこや独特の間はやっぱりカウリスマキ。ハリウッド映画だと主人公の復讐物語にするんだけど、カウリスマキなのでそんなものに興味はなく、淡々と撮っているだけなのになぜか引き込まれるんだよな。不幸なのか希望があるのかよく分からないまま唐突に映画は終わり、ダルデンヌ兄弟の映画のようで、一瞬目が点になったが、これはこれで味がある。