2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月十五日の動乱

監督:小林恒夫 もうひとつの「日本のいちばん長い日」。広島原爆から玉音放送までの激動の数日間を描く。終戦前夜、日本で何が行われていたのか。玉音放送のレコード盤の放送を阻止しようと、クーデターを起こし、最後の抵抗をした陸軍。いろんな思いはある…

461個のおべんとう

監督:兼重淳 篠原涼子の「今日も嫌がらせ弁当」の男版みたいな感じ。あっちより面白くない。親子のキャラクターがどうも共感しづらい。イノッチの父親がなんかフワッとしてて、あまり魅力的に見えない。脇に甘んじていたけど、森七菜はやっぱりいい。学生時…

ストーカー 3日目の逆襲

監督:ジョン・ハイアムズ 前半の「激突」な感じは面白い。しかし捕まってからは、やや失速。もうひとつ何かがほしかったとこだが、まあシンプルな怖さは悪くはない。粘着男がちょっとスティーヴン・キングに似てた。。。

惡の華

監督:井口昇 原作は押見修造。なんだこれ。。。昔漫画を少しだけ見たけど、もっと思春期の変態さが溢れていた記憶があるが、これだとなんか物足りない。もっとバカでいいのに、変に真面目でそれがあまり上手くいってない。それとキャストもいいとは思えない…

竜とそばかすの姫

監督:細田守 中村佳穂の歌や音楽は素晴らしい。そこが下手だと根本から崩れる。仮想空間Uのビジュアルなどもよかった。田舎と電脳空間という対比も悪くない。とまあとても順調だったんだけど、竜が出てきてからちょっとつまんなくなった。話が強引すぎて、…

ファナティック ハリウッドの狂愛者

監督:フレッド・ダースト トラボルタは元々気味悪さを持っているので、こういうストーカー役はハマる。でもよくあるストーカー映画の域を出ない普通の作品だったけどね。驚いたのが、監督がリンプ・ビズキットのボーカルってこと。映画監督もやってたんだ。…

リトル・ジョー

監督:ジェシカ・ハウスナー 植物vs人間。花粉で人間を乗っ取り、種を守らせようとする。中々変わった作品で、結構楽しめた。日本的要素も多く、音楽とか和風で、これも奇妙な味わいにはなっている。もっとあざといぐらいのホラーでもよかったが、静かに浸…

サイレント・トーキョー

監督:波多野貴文 渋谷爆破はよかった。撮影もエキストラもたくさんいて、それなりの迫力は出せていた。でも山場はそこだけで、あとはよくある戦争の犠牲とか復讐とかそんなやつで、特に盛り上がりもせず終わってしまった。キャストは一流なんだけど、なんか…

アンティークの祝祭

監督:ジュリー・ベルトゥチェリ 先日観た「チア・アップ!」もそうだが、人間死を迎える時、自分の持ち物、コレクションとかってどうなるんだろうと少なからず考えさせられた。映画は特にどうってことなかったが、アンティークの数々は目を見張った。カトリ…

スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~

監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 「最強のふたり」の監督コンビだから、もっとエンタメ系かと思ったら、かなりドキュメント風で、自閉症の子どもたちを支援する団体の苦闘を描いている。最初そのいかにもフランス映画な真面目さがやや退屈に…

チア・アップ!

監督:ザラ・ヘイズ 婆さん達がチアリーディングに挑戦。まあ悪い映画ではないけど、そこまでの深みはない。こういう晩年が送れたのは宝だと思う。ダイアン・キートンはさすがだが、それ以上にジャッキー・ウィーヴァーがいい。彼女の醸し出す、どこか可愛ら…

ルース・エドガー

監督:ジュリアス・オナー 話がどこに向かっているのか。移民や黒人、女性差別など多くのテーマが隠されていて、終始不安な空気に包まれている。そして黒人同士の対立が結構新しいと思った。そこにつっこんでいるのはめずらしい。周囲からの期待とそれに応え…

パーム・スプリングス

監督:マックス・バーバコウ 同じ一日を繰り返す「恋はデジャブ」系のタイムループ物のラブコメ。そこまで新味はなかったけど、中々楽しめた。なんかキャストが妙に安っぽい感じだけど、そのB級感がいいのかも。缶ビールが印象に残った。ラストのJ・K・シ…

太陽は動かない

監督:羽住英一郎 劇場版だけど微妙。TVシリーズはまあまあ面白かったのに。海外ロケや国際的な役者を使い豪華に見せてるけど、その割にはスケールが乏しい。そもそも日本でスパイ物はやっぱり無理があるし、心臓に爆弾っていう設定も余計に現実味がない。…

悪魔の沼

監督:トビー・フーパー 監督がトビー・フーパーってぐらいしか見所がない。まあそこを期待したんだが、見事に凡作。安いし、怖くないし、バカバカしいホラー。せめてワニは本物使えよ。全く面白くないのだが、鎌男がそこそこ強烈なキャラなので、ちょいおま…

バニシング '72

監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン レトロな雰囲気はいいのだが、肝心の銀行強盗の話がイマイチつまんない。全体的に緩いクライムムービー。時系列をいじってるけど、別に巧くないし、それほど効果を上げてない。70年代への愛やリスペクトは感じられた…

クロスマネー

監督:コルド・セラ スペイン産の銀行強盗映画。なんか話をこねくり回しすぎて、よく分からん映画になってしまった。しかし主人公のオバちゃんがあまりに策士すぎる。。。

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン

監督:ニコラウス・ライトナー ナチス時代のオーストリアの悲恋物。当時の社会や生活の不穏さは垣間見れた。主人公とフロイトの絡みもさほど面白くはないけど。悪くはないのだが、ややパッとしない映画。ブルーノ・ガンツはさすがの貫録。まあそこだけが見物…

こちら放送室よりトム少佐へ

監督:千阪拓也 学生が作った10分程度の短編。放送室とか80年代という甘酸っぱさを誘うようなテーマはいい。ただ話は思ったほどときめかなかったけど。。。学生映画としては健闘はしているが、展開にしろ、会話のやりとりにしろもう少し何かがほしかった。イ…

野球少女

監督:チェ・ユンテ 最初は彼女に全く共感できなかった。さすがに現実受け入れろよと思った。今の時代に媚を売るような差別だの平等だのが見えてきて、ちょっと好きになれなかった。でも終わってみれば、少しだけその力強い意思は評価したいと思った。ただ主…

一度も撃ってません

監督:阪本順治 まず石橋蓮司を主役にした映画をこの時代に作ったことが凄い。また出てくる役者がベテランばかりで、いい意味でよくこんな古臭い映画作ったよ。まるで劇中の石橋蓮司の小説がこの作品自体って感じの地味なハードボイルドで、映画としてはそれ…

罪の声

監督:土井裕泰 グリコ森永事件を基にしたフィクション。事件は未解決だが、真相を創作。この事件、脅迫テープに子供の声が使われていたことにより、この子供たちは今何してんだろうという、そこに目をつけたことが素晴らしい。ただ着想はいいのだが、正直そ…

ウルフズ・コール

監督:アントナン・ボードリー フランスの豪華スターを集めた潜水艦映画。潜水艦での水中の音を聞き分ける特殊分析官を主人公にしてるとこはいい。潜水艦という密室で、閉鎖された空間では、一度大統領命令が出たら絶対であり、忠実に守らなければならない。…