罪の声

監督:土井裕泰

グリコ森永事件を基にしたフィクション。事件は未解決だが、真相を創作。この事件、脅迫テープに子供の声が使われていたことにより、この子供たちは今何してんだろうという、そこに目をつけたことが素晴らしい。ただ着想はいいのだが、正直そこまでワクワク感はなかった。期待したほど創作部分があまり弾んでこない。どこか地味で終わってしまった。脚本が野木亜紀子だからか、キャストの「アンナチュラル」感が否めない。