もう終わりにしよう。

監督:チャーリー・カウフマン

チャーリー・カウフマンは正直苦手だが、これはまあまあいけた。基本会話劇で膨大な台詞量。一見あるカップルが実家に帰るだけ話なのだが、その中で随所に歪みというか不条理なシーンが顔を出す。どこか変な世界への扉が開かれ、これはホラー映画なのかと思う場面も。この辺の不条理感は結構好みなのだが、終盤の学校のシーンからアニメだのダンスだのが余計で、やりすぎた奇妙な世界が逆に面白さを壊してしまった感。