犠牲者たち

監督:パトリック・グランペレ

原作はピエール・ボワロー、トーマス・ナルスジャックで「めまい」の原作者。なるほどどうりで「めまい」ぽいわけだ。序盤の主人公の行動が狂ってるが、そんなことはどうでもよくなる。舞台がモロッコに移ってからはミステリーが動きだし、俄然興味が沸いてきた。しかし話はどんどん不条理劇のようになっていき、主人公同様混乱してくる。そして最後のオチは・・・。うーんどういうこと?。ミステリーとして悪くない出来だと思うのだが、いかんせんラストが釈然としないのでモヤモヤ感を残し終了。