永遠の1/2

監督:根岸吉太郎

原作が佐藤正午ということで観てみた。時任三郎大竹しのぶの普通の恋愛模様を描いたもので、映像が80年代という時代を感じさせる。自分にそっくりな人間、ドッペルゲンガーを絡ませた話は佐藤正午らしくそこはいいのだが、折角のドッペルゲンガーのネタが上手く活かされていない。もっとミステリーよりな話を期待したんだけど。。。最後はドッペルゲンガーと会うわけだが、時任三郎が2役やると思いきや全然別人がやっていて、なんか肩すかしを食った。身内など多くの人間が間違えるはずなのに、そこに別人を使うというのは監督は一体どういう意図があったのか、イマイチ釈然としない結末だ。